PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成28年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アアクティビティが必要とする資源の種類と量を特定する。
- イアクティビティが必要とする資源を区分と類型別に階層表示し,必要な資源を明確にする。
- ウアクティビティが必要とする資源を利用できる作業日及びシフトを取得する。
- エ過去のプロジェクトにおいて類似のアクティビティが必要とした資源の種類と量を取得する。
解き方のヒントを見る
計画資料の役割を工程の流れで捉える
スケジュール見積りでは複数の計画資料が段階的に作られ、互いに情報を受け渡します。各資料が何を入力として受け取り、何を明らかにして次の作業へ渡すのかという位置付けに注目して、問われている役割を整理しましょう。
この問題で問われていること
問題で扱われている資料や記述について、それがスケジュール見積りの流れの中でどの段階に属し、前後の作業とどのような情報のつながりを持つのかを見極めることが、役割を正しく整理するうえでの中心的な観点です。
視点
計画資料は、それぞれ異なる問いに答えるために作られます。ある資料について、何を決めるためのものか、それを作る前に何が決まっている必要があるか、の二点を自分の言葉で説明できるかを確かめましょう。そうすると、資料同士の位置付けを整理しやすくなります。名称の印象ではなく、作成の目的と前後の依存関係で判断する姿勢が大切です。
確認ポイント
- その資料を作るために、事前にどんな情報が決まっている必要があるかを考えたか
- その資料ができあがることで、次に何を判断したり作業したりできるようになるかを説明できるか
- 資料名の印象ではなく、作成目的と前後のつながりに基づいて役割を判断したか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
資源カレンダーは、アクティビティで使用する人的資源や設備などについて、作業可能な日、勤務時間、シフトなどの利用可能時間を示します。所要期間の見積りでは、資源が実際に使える時間帯を考慮する必要があるため、適切なのはウです。
理由
PMBOKにおける資源カレンダーは、特定の資源をいつ利用できるかを示します。作業日や勤務シフトが分かることで、アクティビティを実施できる時間を所要期間の見積りに反映できる。
比較
資源の種類や量の特定は資源見積りに関する内容であり、資源を区分・類型別に整理するのは資源ブレークダウン構造の役割に近い。過去の類似実績の取得は、過去情報を用いる見積りの考え方であり、資源カレンダーの用途ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。資源の種類と量を特定することは、アクティビティに必要な資源を見積もる作業に当たる。資源カレンダーが扱うのは、特定された資源をいつ利用できるかという日程や時間帯であり、種類と量そのものを決める用途ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。資源を区分や類型別に階層表示して必要な資源を明確にすることは、資源を分類・構造化する作業である。資源カレンダーは資源の階層構造を示すものではなく、資源を利用できる作業日やシフトなどの時間情報を示す。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。資源カレンダーは、アクティビティに必要な人的資源や設備などを利用できる作業日、勤務時間、シフトを把握するために用いる。その利用可能な時間的条件を所要期間の見積りへ反映できるため、PMBOKの用途に合致する。
選択肢エ
これは不正解だよ。過去の類似アクティビティが必要とした資源の種類と量を取得することは、過去の実績や類似事例を用いた見積りに関する内容である。資源カレンダーは過去の資源量を収集するものではなく、現在の資源の利用可能な日やシフトを示す。
学習のポイント
資源カレンダーは資源の量ではなく、利用可能な日やシフトを把握するための情報です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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