PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成28年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問1
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アソフトウェアプロセスがどの程度の能力水準にあり,継続的に改善されているかを判定することを目的としている。
- イソフトウェアライフサイクルを合意プロセス,テクニカルプロセス,運用・サービスプロセスなどのプロセス群に分け,作業内容を定めている。
- ウ品質保証に関する要求項目を体系的に規定した国際規格の一部である。
- エプロジェクトマネジメントの知識体系と応用のためのガイドである。
解き方のヒントを見る
国際標準の対象範囲を見極める
開発プロセスに関わる国際標準は、名称が似ていても、それぞれが何を対象に定めた規格なのかが異なります。暗記した名称だけで判断せず、規格が規定している対象の範囲に注目して位置付けを整理することが、区別の手がかりになります。
この問題で問われていること
問われているのは個々の規格の細かな条文ではなく、規格同士の役割の違いです。問題中の各要素が述べる内容について、それが何を対象とし、どの場面で用いられる枠組みなのかを、一つの観点として照らし合わせることが求められます。
視点
国際標準を学ぶときは、規格番号や名称を覚える前に「その規格は何について定めているのか」という対象を一文で言えるようにしておくと、整理しやすくなります。同じ開発に関わる規格でも、対象が異なれば役割は重なりません。名称の響きや番号の近さは、位置付けを判断する根拠にならない点に注意しましょう。
確認ポイント
- 学習した各規格について、何を対象に定めたものかを自分の言葉で一文にできるか確認する
- 問題中で述べられている内容が、どの対象について語っているのかを読み取る
- 名称や番号の類似ではなく、対象が一致するかどうかを根拠に判断しているか見直す
正解と解説を見る
正解
ア
解説
SPAは、ソフトウェアプロセスがどの程度の能力水準にあるか、また継続的に改善されているかを判定することを目的とする。したがって、正しい説明はアです。
理由
SPA(Software Process Assessment)は、情報システムの企画、開発、運用、保守に関わるソフトウェアプロセスを評価し、その能力水準や改善状況を判定するための国際標準です。
比較
イはソフトウェアライフサイクルのプロセス群と作業内容を定める説明、ウは品質保証に関する国際規格の説明、エはプロジェクトマネジメントの知識体系とガイドの説明であり、SPAの目的とは異なる。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。SPAは、ソフトウェアプロセスがどの程度の能力水準にあるかを評価し、継続的に改善されているかを判定することを目的とする。選択肢はこの評価活動の目的を正しく説明している。
選択肢イ
これは不正解だよ。ソフトウェアライフサイクルを合意プロセス、テクニカルプロセス、運用・サービスプロセスなどに分け、作業内容を定める説明は、ライフサイクルに関する規格の役割である。SPAの目的そのものではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。品質保証に関する要求項目を体系的に規定する説明は、品質保証や品質マネジメントに関する国際規格を表す。SPAは品質要求を規定する規格ではなく、ソフトウェアプロセスを評価する標準である。
選択肢エ
これは不正解だよ。プロジェクトマネジメントの知識体系と応用のためのガイドは、プロジェクトを管理するための知識や手法を扱う。SPAはプロジェクト管理のガイドではなく、ソフトウェアプロセスの能力水準と改善状況を判定する。
学習のポイント
SPAの目的と、ライフサイクル規格・品質保証規格・PMBOKの役割を区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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