PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ

平成27年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ファンクションポイント法の一つであるIFPUG法では,機能を機能種別に従ってデータファンクションとトランザクションファンクションとに分類する。機能種別を適切に分類したものはどれか。 〔機能種別〕 EI:外部入力  EIF:外部インタフェースファイル EO:外部出力  EQ:外部照会 ILF:内部論理ファイル
五つの機能種別をデータファンクションとトランザクションファンクションに分類した四つの候補表。
五つの機能種別をデータファンクションとトランザクションファンクションに分類した四つの候補表。

選択肢

  1. ア
    表ア
  2. イ
    表イ
  3. ウ
    表ウ
  4. エ
    表エ
解き方のヒントを見る

機能分類を先に整理する視点

この分野では、いきなり複雑度や数値を決めず、まず利用者から見える機能を役割ごとに整理します。入力・出力・参照・保持などの観点を分け、境界と目的の読み取りを丁寧に確認しましょう。

この問題で問われていること

確認の中心は、各機能が利用者にどのような情報処理を提供し、データとの関わり方がどの役割に近いかを見極めることです。個別の名称や数値に引きずられず、機能の目的と境界を一つずつ捉えます。

視点

機能を評価するときは、利用者が認識できる処理か、情報を外部から受け取るのか、結果を提供するのか、参照や保持に関係するのかという役割の違いを整理します。複雑度の判断は、その分類を確認した後の検討事項として扱いましょう。

確認ポイント

  • 利用者から見て独立した目的を持つ機能か
  • 情報の受け渡し・参照・保持の役割を区別できているか
  • 機能の境界を重複なく一貫して捉えているか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

IFPUG法では、データを論理的に保持する機能と、外部からの入力や出力・照会を行う機能を分けて扱う。内部論理ファイルと外部インタフェースファイルはデータファンクション、外部入力・外部出力・外部照会はトランザクションファンクションに分類されるため、正しい組合せはウです。

理由

データファンクションには、アプリケーション内部で論理的に管理するILFと、外部システムが管理し参照するEIFが含まれる。一方、トランザクションファンクションには、外部からの入力、外部への出力、外部照会を表すEI・EO・EQが含まれる。

比較

各選択肢は、EIFやILFを処理側に置いているか、EQをデータ側に置いているかなど、分類の境界を誤っている。問題文に示された各略号の意味に従って、データを表すものと処理を表すものを分けるとウだけが整合する。

選択肢ア

これは不正解だよ。EI、EO、EQはいずれも外部からの入力、外部への出力、外部照会を表す処理機能であり、データファンクションではない。また、EIFとILFはデータを表す機能なので、表アは両グループを逆に分類している。

選択肢イ

これは不正解だよ。EIFとILFをデータファンクションに分類している点は適切だが、EQは外部照会を表すトランザクションファンクションである。表イではEQをデータ側に置いているため、その部分が機能種別の定義と一致しない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。EIFとILFは、外部または内部で管理される論理的なデータを表すためデータファンクションに分類される。EI、EO、EQは入力・出力・照会という処理を表すため、トランザクションファンクションに分類される。

選択肢エ

これは不正解だよ。ILFをデータファンクションに置いている点は適切だが、EIFは外部インタフェースファイルであり、データを表す機能である。表エではEIFをトランザクション側に分類しているため、分類が誤っている。

学習のポイント

ILF・EIFとEI・EO・EQの分類基準を、略号の意味と対応させて覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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