PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成27年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問4
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア140
- イ150
- ウ161
- エ172
解き方のヒントを見る
進捗の基準をそろえて残りを考える
工程ごとの配分と進捗の情報が出てくる問題では、数値がどの量を基準に表されているかを最初に確かめることが大切です。基準が混ざったまま扱うと見積りがずれるため、まず前提条件を一つずつ整理しましょう。
この問題で問われていること
問題に示された割合や量が、工程全体・プロジェクト全体・期間・作業量のどれに対する値なのかを見極める観点に絞ります。各数値の基準を明確にしてから、残りを考える手順を自分で組み立ててください。
視点
割合や進捗率は、何を全体とみなした値なのかによって意味が変わります。同じ数値でも、基準が違えば残りの量の見え方も変わります。複数の数値を組み合わせる前に、それぞれが何に対する値なのかを言葉で書き出しておくと、見積りの前提を取り違えにくくなります。
確認ポイント
- 問題中の各割合や進捗の値について、それが何を全体とした値なのかを自分の言葉で説明できるか
- 異なる基準の数値を、基準をそろえないまま組み合わせていないか
- 求める残りの期間が、どの前提条件のもとで問われているのかを確認したか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
システム要件定義から内部設計までの期間比は0.57であり、228日から全体期間を400日と求められる。プログラム開発は全体の0.11なので44日、100本完了・100本未着手から残りは22日です。後続のシステム結合とシステムテストを加えると残りは150日となる。
理由
要件定義から内部設計までの期間比は0.25+0.21+0.11=0.57です。したがって全体期間は228日÷0.57=400日。プログラム開発は400日×0.11=44日で、残り100本は半分なので22日。後続工程はシステム結合400日×0.11=44日、システムテスト400日×0.21=84日となる。合計は22日+44日+84日=150日です。
比較
残り日数は、未完了のプログラム開発、システム結合、システムテストを合計して求める。既に完了した要件定義から内部設計までの228日や、完了済みプログラム100本に対応する期間は、残り日数へ二重に加えてはいけない。
選択肢ア
これは不正解だよ。140日は、期間比から求めた未完了工程の合計150日と一致しない。残り100本は全200本の半分なので、プログラム開発44日のうち残りは22日である。さらに結合44日、テスト84日を加える必要があり、単位を日として検算しても140日にはならない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。要件定義から内部設計までの期間比0.57を228日に対応させると全体は400日となる。プログラム開発は44日で、残り半分が22日、システム結合が44日、システムテストが84日である。したがって残りは22+44+84=150日となる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。161日は、公式の期間比を全体期間400日に適用して得られる残存工程の合計と合わない。残りのプログラム開発は22日、結合は44日、テストは84日で、いずれも単位は日である。これらを合計すると161日ではなく150日になる。
選択肢エ
これは不正解だよ。172日は、完了済みの工程やプログラム100本分の期間を残作業へ重ねて含めた場合などに生じ得る数値だが、公式条件とは一致しない。残りはプログラム22日、結合44日、テスト84日の合計であり、正しい日数は150日である。
学習のポイント
期間比から全体期間と残作業期間を求める方法を学ぶ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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