PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ

平成26年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問17

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

XP(Extreme Programming)のプラクティスの一つに取り入れられているものはどれか。

選択肢

  1. ア
    構造化プログラミング
  2. イ
    コンポーネント指向プログラミング
  3. ウ
    ビジュアルプログラミング
  4. エ
    ペアプログラミング
解き方のヒントを見る

手法名とその出自を結び付けて考える

アジャイル開発には複数の手法体系があり、用語が似ていても属する体系が異なる場合があります。各手法がどの体系で提唱されたものかという出自に着目し、記憶を整理してから判断することが大切です。

この問題で問われていること

問われているのは個々の手法の良し悪しではなく、どの手法体系の構成要素として位置付けられているかという帰属関係です。名前の響きや印象ではなく、体系ごとの整理に基づいて確認しましょう。

視点

アジャイル開発は一つの手法ではなく、複数の手法体系をまとめて指す総称です。各体系は、独自の実践項目、役割、進め方をそれぞれ定めています。アジャイル全般に共通する価値観と、特定の体系だけが定める具体的な実践項目は、別の階層として区別して覚えると混同を防げます。また、アジャイル以外の開発モデルや管理技法にも似た響きの用語があります。用語を学ぶときは『どの体系の用語か』という所属もあわせて整理しておくと、識別しやすくなります。

確認ポイント

  • 各手法が、どの開発手法体系で定義された用語なのかを思い出せるか確認する
  • アジャイル全般の考え方と、特定の体系に固有の実践項目とを区別できているか確認する
  • アジャイル以外の開発モデルや管理技法の用語が紛れていないか、出自の観点で確認する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

XP(Extreme Programming)には、開発者同士が協力して設計や実装を進めるプラクティスが含まれる。二人の開発者が一台のコンピュータで共同作業するペアプログラミングは、XPの代表的な実践です。

理由

ペアプログラミングは、二人の開発者が一緒にコードを作成し、一方が入力し、もう一方が確認や助言を行う実践です。相互レビューを継続的に行えるため、XPのプラクティスの一つに取り入れられている。

比較

構造化プログラミング、コンポーネント指向プログラミング、ビジュアルプログラミングはいずれもプログラムの構成方法や開発・表現の方式に関する概念です。XP固有のチーム実践を示すものではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。構造化プログラミングは、順次・選択・繰返しなどの基本構造を用いて処理を整理する考え方である。プログラムの制御構造に関する方式であり、XPが定める開発者同士の協働プラクティスそのものではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。コンポーネント指向プログラミングは、再利用可能な部品であるコンポーネントを組み合わせてシステムを構築する考え方である。ソフトウェアの構成方法を示す概念で、XPの代表的な実践には該当しない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ビジュアルプログラミングは、図形や視覚的な要素を操作してプログラムを作成する方式である。表現や操作の方法に関する概念であり、XPで重視される開発チームの協働方法を表していない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。ペアプログラミングは、二人の開発者が一緒に設計・実装を行い、コードを書きながら相互に確認する実践である。協働と早期のフィードバックを重視するXPのプラクティスの一つに取り入れられている。

学習のポイント

XPの代表的なプラクティスと、一般的なプログラミング方式を区別して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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