PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成26年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アサプライヤは,プロジェクトが創造するプロダクトやサービスを使用する。
- イスポンサは,契約に基づいてプロジェクトに必要な構成アイテムやサービスを提供する。
- ウ納入者は,プロジェクトに対して資金や現物などの財政的資源を提供する。
- エプログラムマネージャは,関連するプロジェクトの調和がとれるように,個々のプロジェクトの支援や指導をする。
解き方のヒントを見る
ステークホルダ概念の範囲を確かめる
PMBOKでプロジェクトとステークホルダの関係を考える際は、覚えた語句の印象で判断せず、標準が用語をどの範囲で定義しているかを自分の言葉で説明できるかを軸にすると、検討の筋道を立てやすくなります。
この問題で問われていること
確認すべき観点は一つ、問題で扱われている関係の範囲が、PMBOKにおける用語の捉え方の範囲と過不足なく一致しているかどうかです。狭すぎる・広すぎるという観点で自分の理解と照らし合わせてください。
視点
標準の用語は、特定の場面の印象ではなく、定義として範囲が決められています。ステークホルダという語も、日常語の「関係者」とPMBOKでの意味が同じとは限りません。まず自分が理解している定義を一文で書き出し、その範囲を基準にして問題の内容と比べると、判断の根拠がはっきりします。
確認ポイント
- PMBOKでのステークホルダの定義を、教材の表現を思い出しながら自分の言葉で一文にできるか
- 日常語としての「関係者」の意味と、標準での用語の範囲を混同していないか
- 問題で扱われている関係の範囲が、自分が書き出した定義の範囲と過不足なく一致しているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
プログラムマネージャは、関連する複数のプロジェクトを調整し、個々のプロジェクトを支援・指導する立場です。この説明がPMBOKでの定義に合致する。
理由
プログラムマネージャは、関連するプロジェクト間の調和を図り、個々のプロジェクトを支援・指導する。したがって、エの記述が適切です。
比較
サプライヤは必要な構成アイテムやサービスを提供し、スポンサーは資金や現物などの資源を提供する。納入者と利用者、スポンサーとサプライヤの役割を取り違えないことがポイントです。
選択肢ア
これは不正解だよ。サプライヤは、プロジェクトが創造するプロダクトやサービスを使用する立場ではなく、プロジェクトに必要な構成アイテムやサービスを提供する側である。使用者と供給者の役割が逆になっている。
選択肢イ
これは不正解だよ。契約に基づいてプロジェクトに必要な構成アイテムやサービスを提供するのは、スポンサーではなくサプライヤの役割である。スポンサーはプロジェクトを支援し、資金や現物などの資源を提供する立場である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。プロジェクトに対して資金や現物などの財政的資源を提供するのは、納入者ではなくスポンサーである。納入者は供給側の関係者であり、スポンサーの役割と取り違えている。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。プログラムマネージャは、関連するプロジェクトの調和がとれるように、個々のプロジェクトを支援・指導する。複数プロジェクトを整合させる役割の説明として適切である。
学習のポイント
ステークホルダごとの役割と提供物を正しく対応付ける。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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