PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成25年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア0
- イ4
- ウ7
- エ14
解き方のヒントを見る
作業の前後関係を正しく整理する
余裕時間を考える前提として、各作業がどの作業の完了を待って始まり、どの作業へ影響を与えるのかという前後関係を漏れなく把握することが重要です。関係の読み違いがあると、その後の検討全体がずれてしまいます。
この問題で問われていること
この種の問題では、対象の作業に至るまでの経路と、そこから先へ続く経路の両方が関係します。依存関係を一つずつ確かめ、合流や分岐がある箇所で見落としがないかを意識して整理することが検討の出発点になります。
視点
プロジェクトの日程を扱う問題では、個々の作業の所要時間だけでなく、作業同士のつながり方が結果を大きく左右します。先行する作業が複数ある場合や、後続が複数に分かれる場合は、特に読み違いが起きやすくなります。与えられた情報から依存関係を自分で書き出し直すと、整理しやすくなります。
確認ポイント
- 対象の作業が開始する前に完了している必要がある作業を、すべて挙げられているか
- 対象の作業の完了を待って始まる後続作業を、漏れなく把握しているか
- 複数の流れが合流・分岐する箇所で、依存関係の読み取りに誤りがないか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
作業Aから始まる経路を前向きに計算し、作業Dが最も早く開始できる時刻を求めます。その後、プロジェクト全体の完了時期から逆算してDの最遅開始時刻を求め、両者の差から総余裕時間を算出します。
理由
Aは0日目に開始して4日目に終了します。Bは4日目から5日間で9日目に終了し、Cは9日目から3日間で12日目に終了します。一方、DはA終了後の4日目に開始でき、所要期間1日なので最早終了は5日目です。EはCとDの両方の終了を待つため、12日目に開始し、14日目に完了します。
比較
プロジェクト完了は14日目なので、Eを遅らせないDの最遅終了は12日目です。したがってDの最遅開始は12日目−1日=11日目です。総余裕時間は、最遅開始11日−最早開始4日=7日となり、正答はウです。
選択肢ア
これは不正解だよ。0日は、作業Dを最早開始した場合に余裕がないと考えた値です。しかしDの後続作業Eは、Cの終了を待つ必要があり、Dが直ちにEを開始させる作業ではありません。Dは4日目から11日目まで開始を遅らせられるため、総余裕時間は0日ではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。4日は、作業Aの所要期間や作業Dの開始時点に関連する値ですが、Dの総余裕時間そのものではありません。Dの最早開始は4日目、最遅開始は11日目であり、両者の差を求める必要があります。そのため、4日という値にはなりません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。Aの終了後、Dは4日目に開始できます。プロジェクト全体は14日目に完了し、Eを遅らせないDの最遅終了は12日目、最遅開始は11日目です。したがって、総余裕時間は11日−4日=7日となります。
選択肢エ
これは不正解だよ。14日は、作業Eまで含めたプロジェクト全体の完了時期です。総余裕時間はプロジェクト完了時期そのものではなく、作業Dの最早開始と最遅開始の差で求めます。Dについては11日目−4日目=7日であり、14日ではありません。
学習のポイント
プレシデンスダイアグラム法における最早時刻・最遅時刻と総余裕時間の関係を学びます。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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