PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成25年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アワークパッケージは,OBSのチームに,担当する人員を割り当てたものである。
- イワークパッケージは,関連のある要素成果物をまとめたものである。
- ウワークパッケージは,更にアクティビティに分解される。
- エワークパッケージは,一つ上位の要素成果物と1対1に対応する。
解き方のヒントを見る
概念を整理する観点をそろえる
この分野の概念を学ぶときは、整理に用いる観点が途中で変わっていないかに注目しましょう。表現の印象だけで判断せず、何について述べているかを同じ観点から捉え直すことが、理解を深める助けになります。
この問題で問われていること
自分が立てた問いと、判断の根拠としている内容が同じ観点に沿っているかを確かめましょう。途中で別の観点に移っている場合は、最初の問いに戻り、理解した内容を自分の言葉で短く整理してみてください。
視点
まず、何を確かめたいのかを一文で書き出します。その一文を目印にして、考えを進める間も整理の観点が保たれているかを振り返りましょう。
確認ポイント
- 確かめたいことを一文で表せているか
- 根拠を捉える観点が途中で変わっていないか
- 整理した内容が最初の問いに沿っているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正解はウです。ワークパッケージはWBSの最下位の作業単位であり、スケジュールを作成する際には更にアクティビティに分解されます。成果物を上位にまとめることや、担当人員の割当てとは区別します。
理由
ワークパッケージは、要素成果物をWBSの最下位まで分解して得られる作業の単位です。スケジュールを作成する際には、それを更にアクティビティに分解し、具体的な作業の順序や所要期間を検討します。したがって、「更にアクティビティに分解される」とするウが適切です。
比較
アはOBSのチームへの人員割当てを説明していますが、ワークパッケージは担当組織ではなく作業の単位です。イは関連する要素成果物をまとめる説明ですが、ワークパッケージは成果物を下位へ分解した結果の単位であり、分解の向きが逆です。エは上位の要素成果物との1対1対応を述べていますが、一つの上位の要素成果物の下に複数のワークパッケージを置けるため、必ず1対1になるわけではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。OBSは組織やチームの構造を表すもので、担当者の割当ては責任分担に関する記述です。ワークパッケージはWBSの最下位に位置する作業の単位であり、チームに人員を割り当てたものではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。ワークパッケージは、要素成果物をWBSの最下位まで分解した結果として得られる作業の単位です。関連する要素成果物を上位にまとめる説明は、分解によって下位の単位を得る説明とは向きが逆であり、ワークパッケージの定義に合いません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ワークパッケージはWBSの最下位の構成要素ですが、スケジュールを作成する際には、更に実行する作業であるアクティビティに分解されます。この分解によって、具体的な作業の順序や所要期間を検討できるため、選択肢の記述は適切です。
選択肢エ
これは不正解だよ。WBSでは、一つの上位の要素成果物を、複数の下位の要素に分解できます。そのため、同じ上位の要素成果物の下に複数のワークパッケージが置かれる場合があり、上位の要素成果物と必ず1対1に対応するという記述は誤りです。
学習のポイント
WBSでの成果物の分解と、スケジュール作成時のアクティビティへの分解の関係を理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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