PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成25年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問2
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア0.2
- イ0.5
- ウ1.9
- エ5.2
解き方のヒントを見る
数値が表す対象と範囲を確かめる
数値を扱うときは、計算に進む前に、それぞれが何を対象とし、どこまでの範囲を表しているかを整理しましょう。数値の大小だけに注目せず、与えられた条件との対応を確かめることが検討の出発点になります。
この問題で問われていること
この分野では、数値の意味を取り違えないために、対象と範囲の対応に注目して考えましょう。同じ話題に関する数値でも、扱う範囲がそろっているとは限らないため、条件に沿って意味を確認する姿勢が役立ちます。
視点
数値は、その対象や範囲と結び付けて捉えると意味を整理しやすくなります。まずは与えられた条件を手掛かりに、数値が何を表しているかを自分の言葉で確かめましょう。
確認ポイント
- 各数値が指している対象を確認したか
- 各数値が含む範囲を確認したか
- 対象と範囲の捉え方が与えられた条件と対応しているか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
生産性は開発規模を開発工数で割って求めます。指定式に開発規模10キロ行を代入すると工数は約49.66人月となり、生産性は約0.201キロ行/人月です。したがって、正解はアの0.2です。
理由
開発規模L=10キロ行のとき、指定式から開発工数はE=(5.2×10^0.98)人月≒49.66人月です。生産性=開発規模÷開発工数なので、(10キロ行)÷(49.66人月)≒0.201キロ行/人月となります。およその値として0.2を選びます。
比較
各誤答を生産性と仮定し、規模10キロ行に必要な工数を逆算して検算します。イでは(10キロ行)÷(0.5キロ行/人月)=20人月、ウでは(10キロ行)÷(1.9キロ行/人月)≒5.26人月、エでは(10キロ行)÷(5.2キロ行/人月)≒1.92人月です。いずれも指定式による約49.66人月と一致しません。これらは条件との不一致を確認する計算であり、各誤答が作られた計算過程を示すものではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。生産性は開発規模を開発工数で割った値である。指定式にL=10を代入すると、E=5.2×10^0.98≒49.66人月となる。したがって、10キロ行÷49.66人月≒0.201キロ行/人月であり、およその値は選択肢の0.2になる。
選択肢イ
これは不正解だよ。0.5キロ行/人月という生産性なら、10キロ行の開発に必要な工数は10÷0.5=20人月になる。しかし、指定式から求めた工数は約49.66人月であり、一致しない。同じ開発規模と工数の条件で得られる生産性は約0.201キロ行/人月である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。1.9キロ行/人月という生産性なら、10キロ行の開発に必要な工数は10÷1.9≒5.26人月になる。しかし、指定式から求めた工数は約49.66人月であり、一致しない。同じ開発規模と工数の条件で得られる生産性は約0.201キロ行/人月である。
選択肢エ
これは不正解だよ。5.2キロ行/人月という生産性なら、10キロ行の開発に必要な工数は10÷5.2≒1.92人月になる。しかし、指定式から求めた工数は約49.66人月であり、一致しない。同じ開発規模と工数の条件で得られる生産性は約0.201キロ行/人月である。
学習のポイント
工数を求める式と生産性の定義を区別し、単位を付けて計算することを学びましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問2(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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