PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成24年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア演繹的構成法
- イ帰納的構成法
- ウ重点順位構成法
- エ難易構成法
解き方のヒントを見る
訴求目的と構成の対応を考える
プレゼンテーションの構成法は、聞き手に何を伝え、どう受け止めてほしいかによって使い分けます。問われている訴求の目的を先に自分の言葉で整理し、各構成法がどの目的に向くかを照らし合わせる視点で検討しましょう。
この問題で問われていること
確認すべき観点は一つ、「聞き手に最終的にどんな反応や行動を求めているか」です。構成法の名称を暗記で当てはめるのではなく、その目的に対して話の順序がどう役立つかを基準に判断してください。
視点
ストーリ構成法は、伝える内容を並べる順序の型です。型にはそれぞれ、想定している狙いがあります。学ぶときは、名称と手順を切り離して覚えるのではなく、「この順序で話すと聞き手の受け止め方がどう変わるか」という目的との対応を軸に整理すると、区別しやすくなります。
確認ポイント
- その場面で聞き手に求める到達点を、一文で言い表せるか
- 自分が知っている構成法の名称と、それぞれが想定する目的を対応付けられるか
- 話の順序が、その目的の達成にどう役立つかを自分の言葉で説明できるか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
複数の同業他社における導入成功事例を根拠として示し、そこから自社製品を導入した場合の大きな効果を期待させる構成です。個別の事例を積み重ねて一般的な効果を導くため、帰納的構成法が適切です。
理由
設問では、同業他社での複数の導入成功事例を先に示し、それらを根拠として、自社製品にも大きな導入効果が期待できると訴求する。個別の事実から一般的な結論を導く流れなので、帰納的構成法に該当する。
比較
演繹的構成法は一般的な原理や結論から個別の事実へ展開する。重点順位構成法は重要度の順に情報を整理する方法であり、難易構成法は難易度などの順序で説明する方法です。いずれも本問の事例から効果を導く構成とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。演繹的構成法は、一般的な原理や結論を先に示し、そこから個別の事実へ展開する組立てである。設問は複数の導入成功事例を根拠として効果を訴求するため、情報の向きが演繹とは反対である。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。帰納的構成法は、複数の個別事例や事実を示し、そこから共通する傾向や一般的な結論を導く。設問では同業他社の導入成功事例を積み重ね、自社製品にも大きな効果が期待できると訴求するため、この構成が適切である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。重点順位構成法は、伝える内容を重要度や優先順位に基づいて並べる考え方である。本問で中心となるのは、複数の成功事例から導入効果を導く論理の流れであり、情報の重要度順に整理することではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。難易構成法は、内容を易しいものから難しいものへ進めるなど、理解の難易度を基準に組み立てる方法である。設問では説明の難しさではなく、複数の導入事例を根拠に効果を主張する関係が重視されている。
学習のポイント
演繹と帰納の違いを、主張と根拠の提示順序で整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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