PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ

平成24年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

プロジェクトで必要な作業とメンバの関係を表したものはどれか。

選択肢

  1. ア
    コロケーション
  2. イ
    資源ヒストグラム
  3. ウ
    責任分担マトリックス
  4. エ
    プロジェクト憲章
解き方のヒントを見る

図表が何と何を対応付けるかを見極める

プロジェクト管理では目的の異なる多くの図表が使われます。名称の印象ではなく、その図表がどの要素同士の関係を表すために作られたのかという一点に着目し、問われている目的と照らし合わせて検討しましょう。

この問題で問われていること

設問が求めているのは、作業と要員という二種類の情報を結び付ける用途です。各図表について、主に扱う情報の種類と、それらの間で表したい関係が何かを整理し、用途が一致するかを確かめることが検討の中心になります。

視点

どの図表も、ある関心事を見やすくするために、特定の要素を取り出して並べたものです。知っている図表ごとに、登場する要素は何か、その要素同士をどう結び付けているかを言葉で説明できるか試してみてください。構成要素と関係の向きが分かれば、用途の違いが見えてきます。

確認ポイント

  • それぞれの図表が中心に扱う要素は何かを、自分の言葉で説明できるか
  • その要素同士の関係が、作業と担当者の結び付けという目的と合っているか
  • 名称や見た目の印象だけで判断せず、作成目的から考えたか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

プロジェクトで必要な作業と、それを担当するメンバの対応関係を表すのは責任分担マトリックスです。作業ごとの責任者や関与者を整理できる。

理由

責任分担マトリックスは、プロジェクトで必要な作業を行や列に配置し、各作業に対するメンバの責任や関与の関係を整理する。したがって、設問の「作業とメンバの関係」を表すものに該当する。

比較

コロケーションはメンバを同じ場所に集める施策、資源ヒストグラムは期間ごとの資源量を示す資料、プロジェクト憲章はプロジェクトの目的や権限などを正式に定める文書であり、作業とメンバの対応表そのものではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。コロケーションは、プロジェクトメンバを同じ作業場所に集め、意思疎通や協働を促進するための考え方である。メンバの配置に関係するが、必要な作業ごとの担当者や責任の対応関係を表す資料ではないため、設問の説明には当てはまらない。

選択肢イ

これは不正解だよ。資源ヒストグラムは、時間の経過に伴って必要となる人員などの資源量を棒グラフなどで示し、資源の過不足を把握するために用いる。作業とメンバの責任関係を直接示すものではないため、この設問の答えにはならない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。責任分担マトリックスは、プロジェクトで必要な作業とメンバの関係を表に整理するものである。作業ごとに誰が責任を負うか、誰が実施や承認などに関与するかを対応付けて確認できるため、設問の内容に合致する。

選択肢エ

これは不正解だよ。プロジェクト憲章は、プロジェクトの目的、概要、主要な関係者、プロジェクトマネージャの権限などを正式に定める文書である。プロジェクトを開始する根拠にはなるが、個々の作業とメンバの責任関係を表す資料ではない。

学習のポイント

プロジェクト管理資料の目的と、表現する対象の違いを区別して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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