PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成24年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アコンフリクトの解決に当たっては,過去の経緯ではなく現在の課題に焦点を当てる。
- イコンフリクトの解決に当たっては,個人の人間性に対して焦点を当てる。
- ウコンフリクトは避けられるものであり,一切発生しないようにマネジメントする。
- エコンフリクトは当事者間の課題であり,当事者だけで解決する。
解き方のヒントを見る
コンフリクト対応の指針を判断する視点
プロジェクトで生じる意見や利害の対立をどう扱うべきかについて、それぞれの内容がどのような前提に立っているかを確かめ、その前提がプロジェクトの目的に照らして妥当と言えるかを、自分の言葉で根拠付けて説明できるかを検討しましょう。
この問題で問われていること
確認すべき観点を一つに絞るなら、それぞれの内容が対立という現象そのものをどのように捉えているかです。その捉え方が学んだ知識体系の考え方と整合するかを、結論を急がずに一つずつ照らし合わせてください。
視点
コンフリクトマネジメントを学ぶときは、対立を扱う手法の名前を覚える前に、対立がどのような性質のものとして位置付けられているかを整理しておくと判断しやすくなります。捉え方が異なれば、望ましい扱い方や関わり方の考え方も変わります。前提となる見方を自分で言語化してから、各内容を検討してください。
確認ポイント
- それぞれの内容が、対立をどのような性質のものとして捉えているかを言葉にできるか
- その捉え方が、学習した知識体系で示される考え方と食い違っていないか
- 印象や一般常識だけで判断せず、根拠を自分の言葉で説明できるか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
コンフリクトの解決では、当事者の人格を攻撃したり対立を完全に消そうとしたりせず、現在生じている課題に焦点を当てて対応する。したがって適切なのはアです。
理由
コンフリクトは、意見や利害の違いから生じる。解決に当たっては、過去の経緯にとらわれたり個人の人間性を問題にしたりするのではなく、現在の課題を整理して対応することが基本となる。
比較
対立を一切発生させないことは現実的ではなく、当事者だけで解決できるとも限らない。関係者が課題を共有し、必要に応じて第三者も関与しながら解決を図る。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。コンフリクトの解決では、過去の経緯や相手の人格を責めることよりも、現在どのような課題が発生しているかに焦点を当てる。課題を明確にして話し合う考え方であり、適切な指針である。
選択肢イ
これは不正解だよ。個人の人間性に焦点を当てると、問題の解決ではなく相手への非難や人格攻撃につながりやすい。コンフリクトでは、人そのものではなく、現在の意見の相違や解決すべき課題を扱う必要がある。
選択肢ウ
これは不正解だよ。コンフリクトは意見や利害の違いによって発生するため、一切発生しないように管理することは現実的ではない。発生を前提に、課題を整理して建設的に解決することが求められる。
選択肢エ
これは不正解だよ。コンフリクトが当事者間の課題であっても、当事者だけで必ず解決できるとは限らない。状況に応じて上司や関係者など第三者の支援を得ながら、課題の解決を進めることがある。
学習のポイント
対立の解決では、人ではなく現在の課題を中心に考える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針