PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成24年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア機能性とは,ソフトウェアが,指定された条件の下で利用されるときに,明示的及び暗示的必要性に合致する機能を提供するソフトウェア製品の能力のことである。
- イ効率性とは,指定された条件の下で利用するとき,理解,習得,利用でき,利用者にとって魅力的であるソフトウェア製品の能力のことである。
- ウ信頼性とは,明示的な条件の下で,使用する資源の量に対して適切な性能を提供するソフトウェア製品の能力のことである。
- エ保守性とは,指定された条件の下で利用するとき,指定された達成水準を維持するソフトウェア製品の能力のことである。
解き方のヒントを見る
評価の前提をそろえて考える
品質について考えるときは、評価の前提がそろっているかに注目しましょう。評価の対象や利用場面が曖昧なままだと、同じ言葉でも受け取り方が変わるため、まず与えられた情報の範囲を確認します。
この問題で問われていること
この分野では、品質を評価する際の前提を意識して考えましょう。判断に使う情報がどの対象や場面に関わるものかを確認し、自分の経験から条件を足していないか、示された範囲に立ち戻って確かめます。
視点
品質に関する判断は、評価の前提を意識して整理します。示されている条件と、自分が補った想定を区別し、どの範囲について考えているかを保つことが大切です。
確認ポイント
- 評価の対象を、与えられた情報の範囲で捉えているか
- 利用場面や条件について、示されていない想定を足していないか
- 考える途中で、評価の前提を別のものに置き換えていないか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
正解はアです。機能性は、明示的及び暗示的必要性に合致する機能を提供する能力を指します。イの説明は使用性、ウの説明は効率性、エの説明は信頼性に対応しており、それぞれ掲げられた特性名とは一致しない。
理由
アは、指定された条件の下で利用されるときに、明示的及び暗示的必要性に合致する機能を提供する能力を述べている。これは機能性の定義に対応する。明示された必要性だけでなく、暗示的な必要性も含む点を押さえる。
比較
イの理解・習得・利用のしやすさや魅力は使用性に対応する。ウの公式画像の表記は「使用する資源の量に対比して適切な性能を提供する」であり、効率性に対応する。エの指定された達成水準を維持する能力は信頼性に対応する。保守性は、ソフトウェア製品を修正する能力です。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。機能性は、指定された条件の下で利用されるときに、明示的及び暗示的必要性に合致する機能を提供する能力を指す。選択肢は、利用条件と必要性に合う機能の提供という定義の要点をともに満たしており、特性名と説明が一致している。
選択肢イ
これは不正解だよ。選択肢の「理解,習得,利用でき,利用者にとって魅力的である」は、使用性の説明である。効率性は、使用する資源の量に対比して適切な性能を提供する能力を指す。利用者にとっての使いやすさと、資源に対する性能を区別する必要がある。
選択肢ウ
これは不正解だよ。画像の本文は「使用する資源の量に対比して適切な性能を提供する」であり、この説明は効率性を指す。信頼性は、指定された条件の下で利用するとき、指定された達成水準を維持する能力である。資源量と性能の関係を述べる本文とは、評価する観点が異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。選択肢の「指定された達成水準を維持する」は、信頼性の説明である。保守性は、ソフトウェア製品を修正する能力を指し、不具合の修正や環境の変化への対応などに関係する。利用時の達成水準の維持と、製品の修正のしやすさを区別する必要がある。
学習のポイント
機能性・使用性・効率性・信頼性・保守性について、名称と評価する能力の対応を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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