PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成24年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア140
- イ150
- ウ161
- エ172
解き方のヒントを見る
見積りの前提をそろえて考える
プロジェクトの残り期間を考えるときは、見積りがどの前提に基づくかを意識しましょう。扱う情報の意味を確かめ、同じ前提で考えられるかを整理することが、判断の出発点になります。
この問題で問われていること
この分野では、見積りに用いる情報と、その情報が成り立つ条件との対応に注目しましょう。示された内容から読み取れる前提と、自分が補っている前提を分け、判断の土台がそろっているかを確認してください。
視点
見積りに使う情報は、それが成り立つ前提と一緒に捉えます。前提が明示されている部分と、自分の解釈で補っている部分を区別しておくと、考え方の根拠を整理できます。
確認ポイント
- 判断に使う情報の前提を確認したか
- 明示された前提と自分の仮定を区別したか
- 判断の途中で前提を変えていないか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正解はイの150日です。設計までの228日と期間比から全体の予定期間を求め、プログラム開発の未完了分と、その後の二つのテストに必要な期間を合計します。
期間比による残り日数の計算
要件定義からシステム内部設計までの期間比は、0.25+0.21+0.11=0.57です。したがって、全体の予定期間は228日÷0.57=400日となります。プログラム開発全体は400日×0.11=44日で、モデルどおりに進むので、未着手100本の期間は44日×(100本÷200本)=22日です。システム結合テストとシステムテストには400日×(0.11+0.21)=128日かかります。残りは22日+128日=150日です。
工数比と期間比の違い
工数比は全体の作業量に対する割合であり、工程にかかる日数の割合ではありません。例えば、プログラム開発の工数比は0.16ですが、期間比は0.11です。全体の400日に工数比0.16を掛けて64日とすると、作業量の割合を日数の割合として扱うことになります。この問題では期間比から44日と求めます。また、172日は開発以降の全期間であり、既に完了した開発の22日を差し引く必要があります。
選択肢ア
これは不正解だよ。140日から、結合テストとシステムテストに必要な128日を引くと、プログラム開発の残りは12日になります。しかし、開発全体は44日で、残り100本は全200本の半分なので、必要なのは22日です。140日では残りの開発期間が10日不足します。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。要件定義から内部設計までの期間比は0.57なので、全体の予定期間は228日÷0.57=400日です。プログラム開発の残りは400日×0.11×(100本÷200本)=22日、二つのテストは400日×(0.11+0.21)=128日なので、合計150日となります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。161日から、結合テストとシステムテストの128日を引くと、残りの開発期間は33日になります。これは開発全体44日の75%に相当しますが、未着手なのは200本中100本、すなわち50%です。残りの開発期間を11日多く見積もる値であり、問題の進捗条件と一致しません。
選択肢エ
これは不正解だよ。172日は、プログラム開発以降の期間比をそのまま合計した400日×(0.11+0.11+0.21)で求まります。しかし、この値には既に完了した100本の開発期間22日も含まれます。完了までの残り日数を求めるには、この22日を差し引く必要があり、172日−22日=150日となります。
学習のポイント
日数の配分には期間比を使い、プログラム開発では既に完了した半分の期間を残り日数に含めないことがポイントです。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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