PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成23年度特別 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア業務,組織及び利用者の要件
- イデータ定義及びデータベースに対する要件
- ウ利用者の運用に対する要件
- エ利用者の実行に対する要件
解き方のヒントを見る
判断の対象となる範囲を確かめる
まず、何について判断するのかという対象の範囲に注目しましょう。用語から連想した知識を広げすぎず、与えられた情報がどこまでの範囲を扱っているかを確かめると、考える軸を保ちやすくなります。
この問題で問われていること
検討するときは、扱われている対象の範囲を自分の言葉で短く表せるかを確かめてください。関連する話題だからといって同じ範囲に含めず、記載された内容と自分が補った前提を区別しながら、その範囲を捉えましょう。
視点
対象の範囲を整理するときは、与えられた情報を根拠にします。思い浮かんだ関連知識が、そのまま今回扱う範囲に含まれるとは限らないため、範囲についての読み取りと自分の連想を区別して考えましょう。
確認ポイント
- 何を対象に考えているかを短く言えるか
- 対象の範囲を自分の連想で広げていないか
- 対象の範囲について、記載内容と補った前提を区別できているか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
正解はアです。共通フレーム2007では、業務、組織及び利用者の要件をシステム要件として定義します。イ・ウ・エはソフトウェア要件定義で扱う事項であり、定義する工程の違いが判断の根拠です。
理由
共通フレーム2007のシステム要件定義には、業務、組織及び利用者の要件を定義することが含まれます。アはこの定義事項に対応しています。ソフトウェア要件定義で扱う具体的なデータや利用者の運用・実行に関する要件と区別することが、正答の根拠です。
比較
イの「データ定義及びデータベースに対する要件」、ウの「利用者の運用に対する要件」、エの「利用者の実行に対する要件」は、ソフトウェア要件定義で定義する事項です。これらが不正解なのは対象全体を示していないからではなく、設問が問うシステム要件とは分類が異なるからです。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。共通フレーム2007では、「業務,組織及び利用者の要件」はシステム要件定義で定義する事項です。一方、データ定義や利用者の運用・実行に関する要件はソフトウェア要件定義で扱います。どの工程で定義する事項かという区別から、アが適切です。
選択肢イ
これは不正解だよ。「データ定義及びデータベースに対する要件」は、共通フレーム2007ではソフトウェア要件定義で定義する事項です。この設問は要件の詳しさや網羅性ではなく、システム要件とソフトウェア要件の分類を問うため、イは該当しません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。「利用者の運用に対する要件」は、共通フレーム2007ではソフトウェア要件定義で定義する事項です。「利用者」という語が含まれていても、それだけでシステム要件には分類できません。要件を定義する工程の違いに照らすと、ウは該当しません。
選択肢エ
これは不正解だよ。「利用者の実行に対する要件」は、共通フレーム2007ではソフトウェア要件定義で定義する事項です。利用者に関係するという共通点があっても、システム要件定義で扱う事項とは区別されます。設問が指定した要件の分類に合わないため、エは不適切です。
学習のポイント
システム要件定義とソフトウェア要件定義で扱う事項の違いを整理しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度特別 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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