PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成23年度特別 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア因果的順序法
- イ演繹的順序法
- ウ起承転結型順序法
- エ帰納的順序法
解き方のヒントを見る
話の展開順序を見極める観点
プレゼンテーションの展開方法は、話を構成する要素がどのような順番で並べられているかによって区別されます。名称を暗記するだけでなく、各段階が聞き手に対してどんな役割を果たしているかを整理しながら検討しましょう。
この問題で問われていること
問われているのは展開方法の名称と中身の対応関係を区別できるかどうかです。与えられた情報の中で、話の各段階がどの順に並び、それぞれが何を担っているのかを一つずつ切り分けて捉えることが検討の出発点になります。
視点
話の展開方法には複数の型があり、どれも話をいくつかの段階に分けて順に並べています。似た名称の型でも、段階の数、各段階の役割、並べる順序が異なることがあります。型の名前をそのまま覚えるより、各段階がどんな働きをしているのかを自分の言葉で言い換えてみると、型どうしを区別しやすくなります。
確認ポイント
- 話の各段階を、何を伝える部分かという役割ごとに切り分けて捉えられているか
- 切り分けた段階が、どの順番で並んでいるかを自分の言葉で説明できるか
- 型の名称と、段階の並び方や役割の対応を、思い込みではなく根拠をもって結び付けているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
A社からD社までの複数の具体的な導入事例や成果を示し、それらを踏まえて最後に自社でも間接部門のIT化が必要だと結論付けている。このように個別の事例から一般的な判断や提案へ進む展開は、帰納的な構成です。
理由
A社、B社、C社、D社の事例では、それぞれIT化による要員配置転換、生産性向上、経費節減などの実績を示している。その後、これらの事例を根拠として、自社でも間接部門のIT化に着手すべきだと結論を述べている。
比較
個別の事実や事例をいくつか示し、そこから全体的な判断や提案を導くのが帰納的な順序です。一方、一般的な原理や前提から個別の結論を導く場合は演繹的な順序となるため、話の進む方向を見分けることが重要です。
選択肢ア
これは不正解だよ。因果的順序法は、原因と結果の関係に沿って説明を展開する方法である。この設問では、A社からD社までの各社の事例を原因と結果の連鎖として説明しているのではなく、複数の事例を示した後、それらを踏まえて自社への提案を述べている。
選択肢イ
これは不正解だよ。演繹的順序法は、一般的な原理や前提を先に示し、そこから個別の結論を導く展開である。設問の話は、先に自社への一般的な方針を示して各社を説明する構成ではなく、各社の具体例を先に並べて最後の主張につなげている。
選択肢ウ
これは不正解だよ。起承転結型順序法は、話題を提示し、展開し、転換を加え、結論でまとめる形式である。設問では、A社からD社までの事例提示と最後の自社への提案という論理的なつながりが中心で、起承転結の四段階による構成とはいえない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。A社からD社まで、他社におけるIT化の具体的な実績を複数示し、それらを根拠として、最後に自社でも間接部門のIT化が必要だと結論付けている。個別の事例から全体的な判断や提案へ進む展開が、帰納的順序法に当たる。
学習のポイント
具体例の提示から結論を導く論理展開と、一般論から個別事例へ進む展開を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度特別 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針