PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成22年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問22
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アシステム化を実現する業務の範囲
- イシステムの情報(データ)の流れ
- ウシステムの操作性,サービス時間
- エ他システムとのインタフェース
解き方のヒントを見る
要件が何を対象にしているかを見極める
要件の種類を区別する際は、記述の言葉づかいや印象ではなく、その要件が何を定めようとしているのかという対象に注目することが大切です。一つの観点に絞り、各要件が向いている対象を自分の言葉で言い直してから判断しましょう。
この問題で問われていること
この問題で問われているのは、要件の種類を分ける基準を理解しているかどうかです。分類名を暗記して当てはめるより、その要件が何を対象に定めているのかを一つずつ確かめると、性質の違いを落ち着いて見分けやすくなります。
視点
要件の分類は、名称を覚えるだけでは使いこなせません。分類の区分は、要件が定めている対象の違いに基づいて設けられています。そのため、見慣れない言い回しで書かれていても、何を定めているのかをつかめば、どの区分に属するかを自分で考えられます。反対に、一部の言葉だけで判断すると、同じ単語が別の区分でも使われていて迷うことがあります。まず対象を短く言い直し、それから分類の定義と照らし合わせる順番を意識しましょう。
確認ポイント
- 要件ごとに、何を定めているのか(対象)を一言で言い直せるか確認する
- 目立つ単語だけで判断せず、要件全体の趣旨から対象をとらえているか確認する
- 言い直した対象と、自分が理解している分類の定義が食い違っていないか照らし合わせる
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
非機能要件は、システムが実行する業務処理そのものではなく、操作性、性能、可用性、サービス提供時間などの品質や利用条件を定める要件です。
理由
「システムの操作性,サービス時間」は、システムが何を処理するかではなく、利用者がどのように操作できるか、いつサービスを利用できるかという品質・利用条件を表している。したがって非機能要件に該当する。
比較
業務の範囲、情報の流れ、他システムとのインタフェースは、システムが対象とする業務やデータ処理、外部との連携方法を定めるものであり、主に機能要件として扱われる。
選択肢ア
これは不正解だよ。システム化を実現する業務の範囲は、どの業務をシステムの対象にするかを示す内容である。システムが扱う対象業務や処理の範囲に関する機能面の要件であり、操作性やサービス提供条件のような非機能要件ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。システムの情報(データ)の流れは、入力された情報がどの処理を経て、どこへ渡されるかを示す内容である。システムの処理やデータ連携の機能に関する要件であり、性能や利用条件などの非機能要件には当たらない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。システムの操作性は利用者が扱いやすいかどうかという品質に関する要件であり、サービス時間はいつ利用できるかという運用上の条件である。どちらも処理内容そのものではなく、システムの利用条件や品質を定める非機能要件である。
選択肢エ
これは不正解だよ。他システムとのインタフェースは、外部システムとどのように情報を受け渡し、連携するかを定める内容である。システム間連携という機能上の関係を示す要件であり、操作性やサービス時間のような非機能要件ではない。
学習のポイント
機能要件と非機能要件を、処理内容と品質・利用条件の違いで区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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