PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ

平成21年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

グラフの使い方のうち,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    各事業の利益構成比を表現するのに折れ線グラフを使う。
  2. イ
    各社の収益性,安定性及び生産性を比較するのに円グラフを使う。
  3. ウ
    過去3年間の売上推移を表現するのにレーダチャートを使う。
  4. エ
    チェーン店における最寄り駅の乗降客数と来客数の相関を表現するのに散布図を使う。
解き方のヒントを見る

表現したい目的からグラフを選ぶ視点

グラフの使い分けを考えるときは、図の見た目や名称から入るのではなく、そのデータで読み手に何を伝えたいのかという目的を最初に言葉にしておくことが大切です。目的が定まると、確認すべき点が絞り込みやすくなります。

この問題で問われていること

問われている場面で、扱うデータが何を表し、読み手にどのような読み取りをしてほしいのかを自分の言葉で一文にまとめ、その目的と、示されている候補の内容が本当に対応しているかを照らし合わせることが焦点です。

視点

グラフは、データのどの側面を強調するかによって向き不向きが変わる表現手段です。同じデータでも、伝えたい目的が変われば適切な表し方も変わります。そのため、まず『このデータで何を示したいか』をはっきりさせ、その目的に照らして候補を検討するという順序を意識すると、判断がぶれにくくなります。

確認ポイント

  • 扱うデータが何を表しているのかを、自分の言葉で確認したか
  • 読み手に伝えたい目的を一文で言い表せるか
  • 検討している候補がその目的と食い違っていないかを見直したか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

適切なグラフは、データの性質と分析目的に合わせて選択する。二つの数量の関係や相関を表すには、各データを一組の値として配置できる形式が適している。

理由

最寄り駅の乗降客数と来客数は、店舗ごとに二つの数量を対応させて観察するデータです。このような二変量の関係や相関を表すには、各組合せを点として示す散布図が適している。したがって、エが正しい。

比較

折れ線グラフは時間経過に伴う変化、円グラフは全体に対する構成比、レーダチャートは複数の評価項目のバランスや特徴の比較に向く。選択肢では、これらの目的とグラフの対応が入れ替わっている。

選択肢ア

これは不正解だよ。各事業の利益構成比は、全体に対する各部分の割合を表すデータである。折れ線グラフは、一般に時間の経過に伴う数値の変化や推移を示すために用いるので、構成比を表現する目的との対応が適切ではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。各社の収益性、安定性、生産性という複数の評価項目を比較する場合は、項目ごとの特徴やバランスを同時に示せる形式が適している。円グラフは全体に対する構成比を示すグラフなので、この比較目的には合わない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。過去3年間の売上推移は、時間の経過に沿った数値の変化を示すデータである。レーダチャートは複数の評価項目を軸にして特徴やバランスを比較するためのグラフであり、時系列の推移を表す目的には適していない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。最寄り駅の乗降客数と来客数は、店舗ごとに二つの数量を対応させて、その関係や相関を調べるデータである。散布図は二つの変数を一組の値として点で示すため、この目的に適している。

学習のポイント

グラフの種類を暗記するだけでなく、何を比較・分析したいのかという目的から選択する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針