PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
令和7年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア公開情報の閲覧、顧客を装った電子メールでの問合せなどを行い、標的とする組織を調査する。
- イ標的とする組織のPCでOSの脆弱性を悪用し、攻撃ツールを実行させる。
- ウ標的とする組織のサーバから秘密情報を窃取し、攻撃者が用意したサーバに送信する。
- エ標的とする組織の従業員にマルウェアを添付した電子メールを送りつける。
解き方のヒントを見る
攻撃段階を整理するための視点
各選択肢が示す行為を単独で覚えるのではなく、攻撃全体の流れの中で、いつ・何を目的に行われる説明なのかを整理し、前後関係との整合性を確かめながら読み比べましょう。
この問題で問われていること
一つの行為の名称や印象に引きずられず、その説明が攻撃の流れのどの位置に置かれ、何を達成するためのものとして述べられているかという時系列上の関係に注目しましょう。
視点
攻撃に関する説明を読むときは、個々の用語の暗記だけで判断せず、行為の目的、対象、実施される順序、後続の活動とのつながりを同じ基準で整理することが大切です。
確認ポイント
- その行為が向けられる対象と、達成しようとしている目的を確認する
- 攻撃全体の流れの中で、その説明が前後どの活動と結び付くかを確認する
- 選択肢ごとに同じ観点で読み、用語の印象だけで判断していないか確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
エクスプロイトは、ソフトウェアやOSなどに存在する脆弱性を悪用し、標的の環境で攻撃者の意図した処理を実行させる段階です。したがって、OSの脆弱性を悪用して攻撃ツールを実行させる行為が該当する。
理由
エクスプロイトは、OSやアプリケーションなどの脆弱性を攻撃者が悪用する行為を指します。この問題では、標的組織のPCでOSの脆弱性を悪用し、攻撃ツールを実行させているため、エクスプロイトに該当する。
比較
標的の情報を集める活動、マルウェアを送りつける活動、秘密情報を外部へ送信する活動は、それぞれ別の攻撃段階に当たる。行為の目的と実行される順序を確認すると、脆弱性の悪用との違いを判断できる。
選択肢ア
これは不正解だよ。公開情報を調べたり、顧客を装って問い合わせたりする行為は、標的とする組織の情報や状況を把握するための調査である。OSなどの脆弱性を悪用して攻撃ツールを実行させる行為ではないため、エクスプロイトには該当しない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。標的とする組織のPCでOSの脆弱性を悪用し、攻撃ツールを実行させる行為は、システムの弱点を利用して攻撃者側の処理を実行させるものである。この脆弱性の悪用が、サイバーキルチェーンにおけるエクスプロイトに該当する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。標的とする組織のサーバから秘密情報を窃取し、攻撃者が用意したサーバへ送信する行為は、侵入後に情報を収集して外部へ持ち出す活動である。脆弱性を悪用して攻撃ツールを実行させる段階そのものではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。従業員にマルウェアを添付した電子メールを送りつける行為は、標的へ攻撃用のファイルを届け、感染や実行のきっかけを作る活動である。OSの脆弱性を悪用して処理を実行させるエクスプロイトとは区別される。
学習のポイント
サイバーキルチェーンの各段階と、攻撃者が行う具体的な行為の対応を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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