PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ

平成30年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問20

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

JIS Q 20000-2:2013(サービスマネジメントシステムの適用の手引)によれば,構成管理プロセスの活動として,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    構成品目の総所有費用及び総減価償却費用の計算
  2. イ
    構成品目の特定,管理,記録,追跡,報告及び検証,並びに CMDB での CI 情報の管理
  3. ウ
    正しい場所及び時間での構成品目の配付
  4. エ
    変更管理方針で定義された構成品目に対する変更要求の管理
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活動の関係を整理する視点

構成管理プロセスの活動を考えるときは、個々の作業名を暗記するより、各活動が何を管理し、どの時点で行われ、次の判断や記録にどうつながるかという流れに注目します。全体の整合性を保つ観点で読み取ると整理しやすくなります。

この問題で問われていること

各活動の前後関係と役割のつながりに注目し、文中で示された目的・入力・出力の連続性を一つの流れとして読みます。用語の印象ではなく、隣接する活動との関係が自然かを確認してください。

視点

活動を個別の名称だけで捉えず、工程の中でどの位置にあり、前後の活動とどのような関係を持つかを整理します。記述された目的や受け渡しのつながりを軸に、全体の流れとして読み進めてください。

確認ポイント

  • 活動ごとの目的が文中の流れと矛盾していないか
  • 前後の活動との受け渡しが自然につながっているか
  • 用語の印象ではなく、記述された関係だけで判断できるか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

JIS Q 20000-2:2013の構成管理プロセスでは、構成品目を識別して情報を管理し、記録・追跡・報告・検証を行う活動が示されている。したがって正答はイです。

理由

構成管理プロセスは、構成品目を明確にし、その情報を一貫して管理するための活動です。構成品目に関する情報を記録し、追跡や報告、検証につなげることが重要になる。

比較

費用の計算、構成品目の配付、変更要求の管理は、それぞれ費用管理、配付・展開、変更管理に関係する活動であり、構成管理プロセスそのものの説明とは異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。構成品目の総所有費用や総減価償却費用を計算することは、資産・費用の把握に関する活動である。構成品目の識別や情報の記録、追跡、検証を中心とする構成管理プロセスの活動とは異なる。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。構成品目を特定し、管理・記録・追跡・報告・検証することは、構成情報を正確に維持する構成管理プロセスの活動に該当する。また、CMDBでCI情報を管理する点も設問の説明と一致する。

選択肢ウ

これは不正解だよ。構成品目を正しい場所及び時間で配付することは、物品やサービスを展開・提供する際の配付に関する活動である。構成品目の情報を管理し、状態を追跡する構成管理の中心的な活動とは異なる。

選択肢エ

これは不正解だよ。変更管理方針で定義された構成品目に対する変更要求の管理は、変更を評価・承認・統制する変更管理の活動である。構成品目の情報を維持する構成管理プロセスの説明としては適切ではない。

学習のポイント

構成管理と、費用管理・配付・変更管理との役割の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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