PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ

平成30年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問5

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

4種類の装置で構成される次のシステムの稼働率は,およそ幾らか。ここで,アプリケーションサーバとデータベースサーバの稼働率は0.8であり,それぞれのサーバのどちらかが稼働していればシステムとして稼働する。また,負荷分散装置と磁気ディスク装置は,故障しないものとする。
公式問題冊子の問5(図や選択肢を含む)
公式問題冊子の問5(図や選択肢を含む)
公式問題冊子の問5(図や選択肢を含む)
公式問題冊子の問5(図や選択肢を含む)

選択肢

  1. ア
    0.64
  2. イ
    0.77
  3. ウ
    0.92
  4. エ
    0.96
解き方のヒントを見る

稼働率と確率計算

稼働・停止を事象として整理し、複数の事象を組み合わせる計算方法を調べてみませんか。

この問題で問われていること

確率の加法・乗法・余事象は、それぞれどのような条件で使えるでしょうか。

稼働率と確率計算

確率の加法・乗法・余事象は、それぞれどのような条件で使えるでしょうか。

確認ポイント

  • 稼働率から停止する確率を考えるには、余事象のどの関係を使えるでしょうか。
  • 二つの事象が同時に起きる確率を掛け算で求められるのは、どのような場合でしょうか。独立と排反の違いを調べられますか。
  • 二つの事象の少なくとも一方が起きる確率を求める際、重複して数える部分をどう扱うでしょうか。 構成図の接続と問題文の条件を照合し、稼働・停止の組合せを表にして、各行で処理が成立するか確認できますか。
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

添付の公式解答表では問5の正解は「ウ」。図は添付の公式問題ページ(question-4.png)の問5を参照する。各サーバの故障が独立に起こるとして,同じ種類の2台が両方故障する確率は(1−0.8)²=0.04です。したがって,各サーバ群の稼働率は1−0.04=0.96となる。図では各アプリケーションサーバから両方のデータベースサーバへ接続されており,各種類で少なくとも1台ずつ稼働していればよい。負荷分散装置と磁気ディスク装置は故障しないので,システム全体の稼働率は0.96²=0.9216,およそ0.92となる。

添付の公式解答表では問5の正解は「ウ」。図は添付の公式問題ページ(question-4.png)の問5を参照する。各サーバの故障が独立に起こるとして,同じ種類の2台が両方故障する確率は(1−0.8)²=0.04です。したがって,各サーバ群の稼働率は1−0.04=0.96となる。図では各アプリケーションサーバから両方のデータベースサーバへ接続されており,各種類で少なくとも1台ずつ稼働していればよい。負荷分散装置と磁気ディスク装置は故障しないので,システム全体の稼働率は0.96²=0.9216,およそ0.92となる。

選択肢ア

誤り。0.8×0.8=0.64は,アプリケーションサーバとデータベースサーバを各1台として計算した値であり,各種類に2台あることによる冗長化を反映していない。

選択肢イ

誤り。一方の種類だけを冗長化して計算すると,0.96×0.8=0.768となる。図では両方の種類がそれぞれ2台で構成されているので,両方の冗長化を考慮する必要がある。

選択肢ウ(正解)

正しい。各種類のサーバ群の稼働率は,1−(1−0.8)²=0.96。両方のサーバ群が稼働する必要があるので,システムの稼働率は0.96×0.96=0.9216となり,およそ0.92である。

選択肢エ

誤り。0.96は,同じ種類のサーバ2台のうち少なくとも1台が稼働する確率である。システム全体では,アプリケーションサーバ群とデータベースサーバ群の両方が稼働する必要がある。

学習のポイント

確率の加法・乗法・余事象は、それぞれどのような条件で使えるでしょうか。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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