PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ

平成28年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問25

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

表は,ビジネスプロセスをUMLで記述する際に使用される図法とその用途を示している。表中のbに相当する図法はどれか。ここで,ア~エは,a~dのいずれかに該当する。
UMLの図法a~dと,それぞれの記述用途を対応付けた表。
UMLの図法a~dと,それぞれの記述用途を対応付けた表。

選択肢

  1. ア
    クラス図
  2. イ
    コラボレーション図
  3. ウ
    ステートチャート図
  4. エ
    ユースケース図
解き方のヒントを見る

対応関係を見極めるための視点

図法と用途の対応を考えるときは、名称の印象だけで判断せず、各候補が表そうとしている対象や利用場面を同じ基準で読み取り、問題文の条件と照らして整理しましょう。特に、表現の目的と読み手を意識して、説明同士の関係を丁寧に確認することが大切です。

この問題で問われていること

一つの観点として、各候補が「何を整理・伝達するためのものか」という目的に注目し、図の見た目や用語の連想ではなく、設問中の用途説明と対応づけて慎重に比較してください。

視点

対応を判断するときは、名称や印象から結論を急がず、候補ごとの役割を同じ問いで読み比べると整理しやすくなります。用途の説明に含まれる目的、対象、利用者、利用の場面を手掛かりにし、どの説明がどの候補を自然に指しているかを丁寧に検討してください。

確認ポイント

  • 用途説明が示す目的と、候補が担う役割を同じ観点で読み比べたか
  • 対象・利用者・場面など、説明中の条件を取り落としていないか
  • 名称の連想ではなく、設問の記述全体との整合性で判断しているか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

表のbは、システムが提供する機能単位と、それを利用する利用者との関係を表す図法です。この用途に該当するのはユースケース図です。

理由

ユースケース図は、システムの利用者であるアクタと、システムが提供する機能であるユースケースとの関係を表現する。したがって、bの記述用途に一致する。

比較

クラス図は構造、ステートチャート図は状態遷移、コラボレーション図はオブジェクト間のメッセージ交換を表します。それぞれ用途が異なるため、bには該当しない。

選択肢ア

これは不正解だよ。クラス図は、モデル要素の型や内部構造、他のモデル要素との関連を表す図法である。設問のbは、システムが提供する機能単位と利用者との関係を記述する用途なので、構造を表すクラス図とは一致しない。

選択肢イ

これは不正解だよ。コラボレーション図は、オブジェクト同士がどのようにメッセージを交換し、相互作用するかを表す図法である。利用者とシステム機能の対応関係を示すbの用途を直接表すものではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ステートチャート図は、イベントへの反応としてオブジェクトの状態がどのように遷移するかを表す図法である。bが示す機能単位と利用者との関係は、状態遷移の記述ではないため該当しない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。ユースケース図は、システムが提供する機能をユースケースとして示し、それを利用する利用者や外部システムとの関係を表す図法である。したがって、bの記述用途に一致する。

学習のポイント

UML図法は、何を対象にどの関係を表すかで識別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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