PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成22年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アSRAM よりも高速なアクセスが実現できる。
- イデータを保持するためのリフレッシュ動作が不要である。
- ウ内部構成が複雑になるので、ビット当たりの単価が高くなる。
- エビット当たりの面積を小さくできるので、高集積化に適している。
解き方のヒントを見る
記憶方式を比較するときの視点
二つの方式を比べるときは、名称や印象だけで判断せず、問題文が示す利用場面、構成上の違い、保持や更新に関する条件を同じ観点で整理し、各選択肢の主張がどの条件に対応するかを確認します。
この問題で問われていること
一つの比較軸として、各方式について「情報を保持する仕組み」と「その状態を保つために必要な扱い」に注目し、問題文の条件と選択肢の説明が同じ観点を述べているかを確認してください。
視点
方式名から結論を決めず、構成・利用条件・運用上の前提を対応づけて読み、同じ比較軸で説明の一貫性を確かめる。
確認ポイント
- 問題文で指定された比較の観点を最初に一つ選び、途中で別の観点を混ぜない。
- 各方式の説明を同じ粒度で読み、仕組み・条件・結果のどの関係を述べているかを分けて整理する。
- 選択肢の断定が問題文の条件に依存していないか、用語の取り違えや範囲の広げすぎがないかを確認する。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
DRAMはSRAMよりも記憶セルを小さく構成できるため、ビット当たりの面積を抑えやすく、高集積化に適している。一方、保持にはリフレッシュが必要です。
理由
DRAMは記憶セルの構成が比較的簡単で、1ビット当たりに必要な回路面積を小さくできる。そのため、大容量のメモリを高い密度で実装する用途に適している。ただし、記憶内容の保持にはリフレッシュ動作が必要です。
比較
SRAMは記憶内容を安定して保持でき、一般にDRAMより高速だが、1ビット当たりの回路規模が大きくなる。DRAMは速度やリフレッシュの面で不利な一方、面積と容量の面で有利です。
選択肢ア
これは不正解だよ。DRAMはデータ保持のためにリフレッシュが必要であり、その制御などの影響も受けるため、一般にSRAMより高速なアクセスを実現するメモリではない。高速性はこの選択肢の根拠にならない。
選択肢イ
これは不正解だよ。DRAMは記憶セルに保持された電荷を時間とともに失うため、データを維持するには一定間隔でリフレッシュ動作を行う必要がある。「不要である」という説明がDRAMの特徴と反している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。DRAMはSRAMに比べて1ビットを記憶する回路を小さく構成できるため、ビット当たりの単価を抑えやすい。内部構成が複雑で単価が高くなるという説明は、DRAMの特徴と一致しない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。DRAMは1ビット当たりの記憶セルを小さくできるため、同じ面積により多くのビットを配置できる。その結果、大容量化しやすく、高集積化に適しているという特徴を正しく説明している。
学習のポイント
SRAMとDRAMの速度、保持動作、ビット当たり面積を比較して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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