PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成22年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア回顧法
- イ思考発話法
- ウ認知的ウォークスルー法
- エヒューリスティック評価法
解き方のヒントを見る
評価方法を考えるための視点
ユーザインタフェースの評価方法を検討するときは、対象となる利用場面と評価したい観点の対応を整理し、結果の解釈が目的に合っているか、前提条件に無理がないかを確認しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点に絞り、評価の目的、対象者、実施条件、得られた情報の関係を見比べて、どのような判断につながるか、見落としや偏りが生じないかを丁寧に考えてください。慎重に
視点
評価方法を比べる際は、何を明らかにしたいのかを先に置き、利用者・環境・観察する内容・結果の扱いが目的と整合しているかという視点で整理します。
確認ポイント
- 評価の目的と、確認したい利用上の観点が対応しているか
- 想定する利用者や利用場面が、評価の条件に反映されているか
- 得られる情報の性質が、目的に対して十分に役立つか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
この問題は、ユーザインタフェース評価法のうち、専門家が一般化された経験則を用いて設計上の問題を点検する方法を問う。評価者、評価材料、進め方の違いを整理すると判断しやすい。
理由
ヒューリスティック評価法は、専門家が使いやすさに関する一般的な原則や経験則を基準として、インタフェース上の問題を評価する方法です。設問の「一般的に」「専門家」「経験則」という条件と一致する。
比較
回顧法と思考発話法は利用者の発言や振り返りに関係し、認知的ウォークスルー法は利用者の行動を想定して手順を追う点に重点がある。したがって、問われた評価の特徴とは区別される。
選択肢ア
これは不正解だよ。回顧法は、利用者が操作や作業を終えた後に、その経験を振り返って問題点や印象を述べるなど、事後的な情報を得る方法である。専門家が一般的な経験則を基準にインタフェースを点検するという設問の条件とは、評価者と評価材料が異なる。
選択肢イ
これは不正解だよ。思考発話法は、利用者に操作中の考えや迷いを声に出してもらい、行動の理由や困難を把握する方法である。利用者の発話を手掛かりにする点が中心であり、専門家が一般化された経験則に基づいて評価する方法を表していない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。認知的ウォークスルー法は、想定した利用者が目標達成までの操作手順を進められるかを、段階ごとに検討する方法である。手順と利用者の認知過程を確認する点が中心で、設問の専門家による経験則ベースの評価とは異なる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ヒューリスティック評価法は、専門家が使いやすさに関する一般的な原則や経験則を基準として、ユーザインタフェースを点検する方法である。設問の「専門家」「様々な設計に当てはまる経験則」という条件に合致する。
学習のポイント
評価法の名称と、専門家評価・利用者評価・手順確認の違いを対応付ける。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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