NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

令和7年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問13

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

OpenFlowプロトコルを使用したネットワークにおいて,OpenFlowスイッチが受信したパケットをOpenFlowコントローラーに送信するときに使用するメッセージはどれか。

選択肢

  1. ア
    Echo
  2. イ
    Flow-Mod
  3. ウ
    Packet-In
  4. エ
    Packet-Out
解き方のヒントを見る

メッセージの発信者と契機を整理

OpenFlowの制御は、スイッチとコントローラーがやり取りするメッセージで成り立ちます。各メッセージを『どちらが送り出すのか』『何をきっかけに送るのか』という一つの観点で整理すると、用途を区別しやすくなります。

この問題で問われていること

問われているのは、個々のメッセージがどの場面で何のために使われるかの区別です。名称の印象だけで判断せず、送信元と受信先、そして送信を引き起こす出来事を自分の言葉で言い表せるかを確かめることが焦点です。

視点

OpenFlowは、転送処理を担う側と、転送の方針を決める側を分けて考える仕組みです。両者の間を行き来するメッセージは、送る側と受ける側の役割に応じて意味が決まります。そのため、メッセージを覚えるときは名称と用途を結び付けるだけでは足りません。どちらの立場から送られるのか、どのような出来事や必要が生じたときに送られるのかを一組にして整理すると、用途を取り違えにくくなります。

確認ポイント

  • 各メッセージについて、送り出すのがスイッチ側かコントローラー側かを自分で説明できるか
  • そのメッセージが送られるきっかけ(何が起きた、または何が必要になったとき)を具体的に言い表せるか
  • 名称から受ける印象と、送信元・契機から考えた用途が食い違っていないかを見直したか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

OpenFlowスイッチが受信したパケットについて、フローテーブルに適切な処理がない場合などに、コントローラーへパケットの情報を通知するためのメッセージを用いる。この役割に該当するのがPacket-Inです。

理由

Packet-Inは、OpenFlowスイッチからコントローラーへ、受信したパケットまたはその情報を通知するためのメッセージです。コントローラーは通知を受けて、パケットの扱いを判断できます。

比較

Echoは接続状態の確認、Flow-Modはフローエントリの追加や変更、Packet-Outはコントローラーからスイッチへパケット処理を指示するために使われます。したがって、設問の通信方向と目的に合うものを選びます。

選択肢ア

これは不正解だよ。Echoは、OpenFlowチャネルが正常に通信できるかを確認するためのメッセージであり、スイッチが受信したパケットをコントローラーへ通知する用途ではありません。設問のパケット通知という目的と一致しません。

選択肢イ

これは不正解だよ。Flow-Modは、コントローラーがスイッチのフローエントリを追加、変更、削除するために用いるメッセージです。受信パケットをスイッチからコントローラーへ知らせるメッセージではないため、設問の条件には合いません。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。Packet-Inは、OpenFlowスイッチが受信したパケット、またはその一部をコントローラーへ通知するためのメッセージです。コントローラーはその情報を基に、転送などの処理を判断できます。

選択肢エ

これは不正解だよ。Packet-Outは、コントローラーからスイッチへパケットを送出させたり、指定したポートへ処理させたりするためのメッセージです。スイッチからコントローラーへの受信通知とは通信方向が反対です。

学習のポイント

OpenFlowメッセージは、名称だけでなく送信方向と役割を対応付けて覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針