NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

令和7年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問2

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

IEEE 802.3-2022のベーシックフレームを用いて,1、400オクテットのMACクライアントデータを転送するとき,フレーム長は何オクテットになるか。ここで,フレームは宛先アドレスからFCSまでとする。

選択肢

  1. ア
    1、414
  2. イ
    1、418
  3. ウ
    1、422
  4. エ
    1、426
解き方のヒントを見る

対象の範囲をそろえて考える

この分野を学ぶ際は、扱っている情報の範囲を途中で変えずに考えることが大切です。与えられた条件がどこまでを対象としているかを意識し、判断の途中でも同じ範囲を保っているかを確かめましょう。

この問題で問われていること

検討の中心は、条件を受け取ったときと結論を考えるときで、対象の範囲が一致しているかという一点です。知っている内容を当てはめる前に、その内容も同じ範囲について述べているかを振り返ってください。

視点

条件や知識は、対象とする範囲と結び付けて整理すると扱いやすくなります。途中で別の範囲の情報を混ぜていないかに注目し、自分の判断が同じ対象について続いているかを確認しましょう。

確認ポイント

  • 条件が対象とする範囲を意識できているか
  • 当てはめる知識も同じ範囲を対象としているか
  • 検討の途中で対象の範囲を変えていないか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

正解はイの1、418オクテットです。ベーシックフレームはVLANタグを含まないフレームであり、データ1、400オクテットに、指定範囲内のヘッダとFCSの合計18オクテットを加えます。

理由

ベーシックフレームは、VLANタグ(Qタグ)4オクテットを含まないタグなしフレームです。宛先アドレスからFCSまでには、宛先アドレス6オクテット、送信元アドレス6オクテット、長さ/タイプ2オクテット、MACクライアントデータ1、400オクテット、FCS4オクテットが含まれます。したがって、フレーム長=1、400オクテット+6オクテット+6オクテット+2オクテット+4オクテット=1、418オクテットです。

比較

1、414オクテットは、データにヘッダ14オクテットを加えた長さで、指定範囲に含まれるFCS4オクテットが不足します。1、422オクテットは正しい長さより4オクテット多く、Qタグを含む場合の長さに相当しますが、ベーシックフレームにはQタグがありません。1、426オクテットは正しい長さより8オクテット多く、プリアンブル7オクテットとSFD1オクテットを加えた長さに相当します。これらは宛先アドレスより前にあり、設問の測定範囲には含まれません。

選択肢ア

これは不正解だよ。1,414オクテットは、データ1,400オクテットに宛先・送信元アドレス各6オクテットと長さ/タイプ2オクテットを加えた長さです。設問の範囲に含まれるFCSの4オクテットが足りず、必要な長さは1,418オクテットです。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。ベーシックフレームにはVLANタグ(Qタグ)が入りません。宛先6、送信元6、長さ/タイプ2、FCS4の合計18オクテットを、データ1,400オクテットに加えると1,418オクテットです。プリアンブルとSFDは指定範囲外です。

選択肢ウ

これは不正解だよ。1,422オクテットは、ベーシックフレームの長さ1,418オクテットより4オクテット多い値です。この差はVLANタグ(Qタグ)の4オクテットに相当します。タグ付きならこの長さになりますが、設問のベーシックフレームはタグを含みません。

選択肢エ

これは不正解だよ。1,426オクテットは、指定範囲の長さ1,418オクテットより8オクテット多い値です。この8オクテットはプリアンブル7オクテットとSFD1オクテットの合計に相当します。両方とも宛先アドレスより前にあり、設問の「宛先アドレスからFCSまで」には含まれません。

学習のポイント

タグなしフレームの構成と、宛先アドレスからFCSまでという測定範囲を結び付けて理解しましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問2(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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