NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

令和7年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問1

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

180台の電話機のトラフィックを調べたところ,電話機1台当たりの呼の発生頻度(発着呼の合計)は3分に1回,平均回線保留時間は80秒であった。このときの呼量は何アーランか。

選択肢

  1. ア
    4
  2. イ
    12
  3. ウ
    45
  4. エ
    80
解き方のヒントを見る

呼量計算で単位をそろえる視点

電話トラフィックの問題では、与えられた条件の数値をそのまま組み合わせる前に、時間や回数の単位がそろっているかを確かめることが大切です。本ヒントでは単位の整合という一つの観点に絞って、検討の進め方を整理します。

この問題で問われていること

問われている量がどの時間の長さを基準にした値なのかを最初に確認し、条件中の各数値がどの単位で表されているかを書き出してから、基準に合わせて換算が必要かどうかを判断する姿勢が問われます。

視点

トラフィックに関する量は、どれだけの時間を観測した結果なのかという前提と結び付いています。条件の中で時間の単位が混在していると、数値の組み合わせ方が正しくても桁や比率がずれてしまいます。計算に入る前に各数値の単位を一覧にし、どの単位を基準にするかを決めておくと見通しが立ちます。

確認ポイント

  • 求める値がどの観測時間を前提にしているかを確認したか
  • 条件中の各数値の単位(時間・回数など)を書き出したか
  • 換算後の単位が求める値の基準と一致しているか見直したか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

呼量は、単位時間当たりの呼の発生頻度と平均回線保留時間の積で表される。1台当たりの頻度を秒単位に直し、180台分を合計すると80アーランとなる。

理由

電話機1台当たりの呼の発生頻度は3分に1回、つまり180秒に1回です。したがって、1台当たりの呼量は、(1回/180秒)×80秒=80/180アーランとなる。180台全体では、(80/180)アーラン×180台=80アーランです。

比較

呼量は、回線が呼によって占有される時間の総量を、基準時間で表した値です。この問題では、電話機台数を含めた全体の呼の発生頻度と、1回当たり80秒の保留時間を対応させる必要がある。

選択肢ア

これは不正解だよ。公式条件から得られる呼量は、180台の全体で80アーランである。4アーランは正しい計算結果の20分の1に当たり、180台分の呼量としては小さすぎる。設問の180台、3分に1回、80秒という条件を同時に反映していない。

選択肢イ

これは不正解だよ。12アーランは、公式条件から計算される80アーランとは一致しない。正しい値の15%に相当するため、180台全体の発生頻度と80秒の平均保留時間を組み合わせた結果としては不足している。具体的な誤計算方法は公式設問だけからは特定できない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。45アーランは、正しい呼量80アーランより35アーラン小さい。1台当たりの頻度を3分に1回、平均保留時間を80秒、台数を180台として計算した結果とは一致しない。選択肢だけから、どの数値を取り違えたかまでは断定できない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。1台当たりの頻度は1回/180秒なので、全体の呼量は180台×(1回/180秒)×80秒=80アーランとなる。台数、発生頻度、平均保留時間をすべて用い、分と秒の単位もそろえて計算できている。

学習のポイント

呼量の計算では、発生頻度と保留時間の単位をそろえることが重要です。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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