NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アソースコードを画面に表示しながら,プログラムの実行及び中断,変数の値の表示などの,バグの発見を支援する機能を提供する。
- イテストケース及びテストプログラムの開発を支援して,バグの発見を容易にする。
- ウバグの数とソースプログラムの諸元から,品質管理のためのメトリクスを算定する。
- エ発見されたバグの内容,バグが発生したソフトウェアのバージョンなどを記録し,その修正計画や修正履歴を管理する。
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支援ツールは入出力で役割を見極める
ソフトウェア開発の支援ツールは名称が似ていても、何を受け取って何を生み出すかで役割が分かれます。名前の印象や思い込みで判断せず、各ツールの入力と出力を自分の言葉で整理してから、問われている用途と照らし合わせる姿勢で検討しましょう。
この問題で問われていること
この種の問題で着目したいのは、ツールの名称そのものではなく、そのツールが扱う対象(何を入力として受け取るか)と、結果として得られるもの(何を出力するか)です。この一つの観点を軸に、問われている場面との対応を確かめてください。
視点
開発支援ツールは、作業の一部を自動化したり人の判断を補助したりする道具です。名称だけで区別しようとすると、似た言葉に引きずられて取り違えやすくなります。そこで、ツールを『何かを受け取り、何かを返す仕組み』として捉え、その受け取るものと返すものを自分の言葉で説明できるかを確かめる方法が有効です。入力と出力が説明できれば、そのツールが開発のどの作業を助けるのかも自然に見えてきます。
確認ポイント
- そのツールが受け取る対象は何かを、名称に頼らず自分の言葉で説明できるか
- そのツールを使った結果として手元に何が得られるかを説明できるか
- 整理した入力と出力が、問われている場面や目的と矛盾なく対応しているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
バグトラッキングシステムは、発見されたバグの内容や発生環境などを記録し、対応状況、修正計画、修正履歴を管理するための仕組みです。したがって、発見後の管理を説明するエが最も適切です。
理由
バグトラッキングシステムは、発見されたバグを登録し、内容や発生したソフトウェアのバージョンなどを追跡する。さらに、修正計画や修正履歴を管理し、対応状況を共有できるようにする。
比較
アはデバッガ、イはテスト支援、ウは品質メトリクスの説明であり、いずれもバグトラッキングシステムの中心的な役割ではありません。発見後のバグ情報と修正対応を管理するエが該当する。
選択肢ア
これは不正解だよ。ソースコードを表示しながらプログラムを実行・中断し、変数の値を確認する機能は、実行中の問題を調査するデバッガの説明である。発見されたバグの内容や修正履歴を記録・管理する仕組みの説明ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。テストケースやテストプログラムの開発を支援することは、テスト支援ツールの役割である。バグを見つけやすくする前段階の機能を述べており、発見されたバグの情報や修正計画、履歴を管理する説明には当たらない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。バグの数とソースプログラムの諸元から品質管理用のメトリクスを算定するのは、品質評価や品質管理のための機能である。バグの個別情報を登録し、修正計画や修正履歴を追跡するバグ管理の説明ではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。発見されたバグの内容や、発生したソフトウェアのバージョンなどを記録し、その修正計画や修正履歴を管理することは、バグトラッキングシステムの中心的な役割である。バグを発見した後の対応を追跡できる。
学習のポイント
デバッガ、テスト支援、品質メトリクス、バグ管理の役割を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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