NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問3
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア3
- イ4
- ウ5
- エ6
解き方のヒントを見る
与えられた条件と参照情報の対応づけ
トラフィック理論の問題では、提示された数値がどの量を表し、どの単位や期間を前提にしているかを先に整理することが大切です。条件をそろえたうえで、求める値が満たすべき基準の向きを意識して検討しましょう。
この問題で問われていること
この分野では、与えられた条件を参照すべき情報の見出しや区分と正しく対応させられるかが問われやすいです。数値の意味・単位・前提条件を一つずつ確認し、取り違えがないかを自分で点検する姿勢を持ちましょう。
視点
トラフィック理論では、回線の使われ方の量、サービス品質の目安、設備の規模という複数の量が関係します。どの量が既知で、どの量を求めるのかを区別しましょう。そのうえで、それぞれの単位や集計期間がそろっているかを確かめます。これは、どの形式の問題にも共通する出発点になります。
確認ポイント
- 提示された各数値が、どの量をどの単位・期間で表しているか
- 品質の目標値が、参照する情報のどの区分に対応しているか
- 導いた結果が、示された条件をすべて満たしているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
1時間当たりの呼量は、60回×120秒÷3600秒で2アーランです。呼損率0.1の表では、3回線の1.271アーランでは不足し、4回線の2.045アーランで初めて満たすため、必要な回線数は最低4回線です。
理由
呼量は、平均通話回数と平均保留時間の積を1時間の秒数で割って求めます。60回/時×120秒÷3600秒/時=2アーランです。呼損率0.1の表では、3回線は1.271アーラン、4回線は2.045アーランに対応します。2アーラン以上を収容できる最小値は4回線です。
比較
3回線は表の加わる呼量1.271アーランが必要呼量2アーランに届きません。5回線の2.881アーランと6回線の3.758アーランはいずれも2アーラン以上ですが、必要条件を満たす回線数としては4回線より多く、最小ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。必要な呼量は60回/時×120秒÷3600秒/時=2アーランです。呼損率0.1の表で3回線に対応する加わる呼量は1.271アーランであり、2アーランを収容できないため、条件を満たしません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。平均呼量は60回/時×120秒÷3600秒/時=2アーランです。呼損率0.1の表では、3回線の1.271アーランでは不足しますが、4回線は2.045アーランで2アーラン以上となるため、最低4回線が必要です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。5回線の表値は2.881アーランで、必要呼量2アーランを満たします。ただし、4回線でも2.045アーランとなり条件を満たすため、5回線は必要条件を満たすものの、最低回線数ではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。6回線の表値は3.758アーランで、必要呼量2アーランを収容できます。しかし、4回線の表値も2.045アーランで条件を満たすため、6回線は過剰であり、最小の必要回線数とは一致しません。
学習のポイント
アーランの単位換算と、即時式完全群負荷表の最小条件の読み取りを学びます。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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