NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アHTTP上のSOAPによってソフトウェア同士が通信して,ネットワーク上に分散したアプリケーションプログラムを連携させることができる。
- イHTTPを拡張したプロトコルを使って,サーバ上のファイルの参照,作成,削除及びバージョン管理が行える。
- ウWebアプリケーションからIMAPサーバにアクセスして,Webブラウザから添付ファイルを含む電子メールの操作ができる。
- エWebブラウザで“ftp://”から始まるURLを指定して,ソフトウェアなどの大きなファイルのダウンロードができる。
解き方のヒントを見る
通信技術は目的と役割で見分けよう
名称が似ていたり同じ場面で使われたりする通信技術は混同しやすいものです。個々の細かな仕様を暗記で比べるより、その技術が何の問題を解決するために使われるのかという目的に注目すると、区別の手がかりが得やすくなります。
この問題で問われていること
問われているのは、Web関連の通信で用いられる技術を、他の技術と取り違えずに識別できるかどうかです。各技術が担う役割、つまり何のために存在し、通信のどの場面で働くのかを自分の言葉で説明できるかを意識してください。
視点
通信に関わる技術は、それぞれ解決したい課題を持って設計されています。名前の響きや略語の一部が似ていても、目的が違えば別物です。逆に、見た目が異なる用語でも目的が近ければ混同が起きやすくなります。目的という一つの物差しを持つと、用語同士の違いを落ち着いて整理できます。
確認ポイント
- 登場する各技術について、何を実現するためのものかを一文で言えるか確かめる
- 名称や略語の似ている部分だけを根拠に判断していないか見直す
- 問われている内容と、各技術の本来の目的が一致しているかを照らし合わせる
正解と解説を見る
正解
イ
解説
WebDAVはHTTPを拡張したプロトコルで、サーバ上のファイルをWeb経由で参照、作成、削除したり、バージョン管理したりできる。したがって、該当する説明はイです。
理由
WebDAVはHTTPの拡張仕様であり、Webサーバ上のファイルやディレクトリなどの資源を、複数利用者で扱うための機能を提供する。参照だけでなく、作成、削除、更新、プロパティ操作、バージョン管理などを行える点が特徴です。
比較
SOAPは分散したアプリケーション間のメッセージ交換、IMAPはメールサーバ上の電子メール操作、FTPはファイル転送を行うためのプロトコルです。これらはWebDAVの説明そのものではないため、選択肢の対応関係を区別する必要がある。
選択肢ア
これは不正解だよ。HTTP上のSOAPは、XMLなどを用いたメッセージ交換によって、分散したアプリケーション同士を連携させるための仕組みである。サーバ上のファイルを参照、作成、削除、管理するWebDAVの特徴を説明していない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。WebDAVはHTTPを拡張したプロトコルであり、Web経由でサーバ上のファイルを参照、作成、削除できる。さらに、ファイルのバージョン管理なども行えるため、この選択肢がWebDAVの特徴を正しく説明している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。IMAPはメールサーバに保存された電子メールへアクセスし、メールの閲覧や操作を行うためのプロトコルである。Webアプリケーションやブラウザから添付ファイル付きメールを扱う説明は、WebDAVのファイル管理機能とは異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。ftp://から始まるURLを使った大きなファイルのダウンロードは、FTPによるファイル転送の説明である。FTPはファイルを転送するためのプロトコルであり、HTTPを拡張してサーバ上の資源を管理するWebDAVとは役割が異なる。
学習のポイント
WebDAVとSOAP、IMAP、FTPの役割の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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