NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア10.8.0.0/16
- イ10.8.0.0/17
- ウ10.8.64.0/18
- エ10.8.64.0/19
解き方のヒントを見る
IPアドレス範囲の見方を整理
IPアドレスの範囲を考えるときは、与えられた表記を区切りごとに読み、固定される部分と変化し得る部分を分けて捉えます。境界の位置が全体の範囲にどう影響するかを丁寧に確認しましょう。
この問題で問われていること
この問題では、アドレスを構成する各部分のうち、どこまでが共通条件として扱われ、どこから先が範囲として動くのかという境界の読み取りに絞って確認します。表記と図の対応も意識します。
視点
範囲を判断する際は、表記上の区切りとビット単位の境界を対応づけ、共通部分と変化する部分を整理します。
確認ポイント
- 固定される部分と変化する部分を区別できているか
- 区切り位置とビット境界の対応を確認したか
- 範囲全体を同じ条件で読み取れているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
各サブネットは/20なので一つ当たり2の12乗個、すなわち4、096個のアドレスを持つ。4個は連続しているため、必要な範囲は4、096個×4=16、384個であり、これは/18の範囲に相当する。
理由
10.8.64.0/20、10.8.80.0/20、10.8.96.0/20、10.8.112.0/20は、/20の境界で連続している。/20は4、096アドレスなので、4サブネットの合計は4、096アドレス×4=16、384アドレスとなる。16、384アドレスは2の14乗個であり、32-14=18から集約プレフィックスは/18になる。
比較
10.8.64.0/18は10.8.64.0から10.8.127.255までを含み、4つのサブネットをちょうど覆う。一方、/19は8、192アドレスしかなく全てを含められず、10.8.0.0を起点とする/17や/16は必要以上に広い範囲を含む。したがって最も集約範囲が狭い候補はウです。
選択肢ア
これは不正解だよ。10.8.0.0/16は2の16乗個、65,536アドレスを含むため、提示された4つの/20サブネットを含められる。しかし、対象範囲の先頭は10.8.64.0であり、10.8.0.0から始まる/16は必要以上に広い。最小の集約範囲ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。10.8.0.0/17は2の15乗個、32,768アドレスを含むので、四つのサブネットを収容できる。ただし、10.8.0.0から始まるため対象より前の範囲も含み、10.8.64.0/18より集約範囲が広い。したがって最も狭い候補ではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。各/20は4,096アドレスで、四つの連続したサブネットの合計は4,096アドレス×4=16,384アドレスになる。これは/18の範囲であり、10.8.64.0/18は10.8.64.0から10.8.127.255までをちょうど覆うため、不要な範囲が最も少ない。
選択肢エ
これは不正解だよ。10.8.64.0/19は2の13乗個、8,192アドレスの範囲である。提示された四つの/20は合計16,384アドレスを必要とするため、/19では全サブネットを含められない。範囲が狭すぎ、四つを一つの経路として集約できない。
学習のポイント
CIDR集約では、連続するサブネット数とプレフィックス長の関係を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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