NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問3
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア経路選択方式は,エリアの概念を取り入れたリンクステート方式である。
- イ異なる管理ポリシーが適用された領域間の,エクステリアゲートウェイプロトコルである。
- ウネットワークの状態に応じて動的にルートを変更することはできない。
- エ隣接ノード間の負荷に基づくルーティングプロトコルであり,コストについては考慮されない。
解き方のヒントを見る
経路ごとのコストを比べる視点
経路を比較するときは、示された条件と比較対象をまず整理し、各経路で同じ基準が使われているかを確認する。途中の要素を急いで結論へ結び付けず、全体の関係を見直そう。
この問題で問われていること
比較の際は、経路ごとに与えられた条件・構成要素・比較基準を対応づけ、同じ前提で並べられているかという一点に注目して整理する。
視点
各経路に含まれる要素を同じ観点で拾い、比較に使う情報と補足情報を分けて整理する。条件の違いが見落とされていないかを確かめ、判断は全体の対応関係を確認してから行おう。
確認ポイント
- 経路ごとの条件を同じ基準で整理できているか
- 比較対象に含める要素の範囲が揃っているか
- 前提の違いを見落とさず全体を確認したか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
正しいのはアです。OSPFはエリアの概念を取り入れたリンクステート型のルーティングプロトコルで、ネットワーク状態に応じた経路選択に用いられます。
理由
OSPFは自律システム内で利用されるInterior Gateway Protocolであり、ネットワークのリンク状態を収集して経路を計算します。また、規模の大きなネットワークを管理しやすくするため、エリアの概念を採用しています。
比較
OSPFはネットワーク状態に応じて動的にルートを変更でき、経路選択ではコストを考慮します。そのため、エリアを取り入れたリンクステート方式とするアが適切です。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。OSPFは、エリアの概念を取り入れたリンクステート方式のルーティングプロトコルです。ネットワークのリンク状態を基に経路を計算するため、この記述はOSPFの方式を正しく説明しています。
選択肢イ
これは不正解だよ。OSPFは異なる管理ポリシーが適用された領域間で使うエクステリアゲートウェイプロトコルではありません。自律システム内で利用されるインテリアゲートウェイプロトコルです。
選択肢ウ
これは不正解だよ。OSPFはネットワークのリンク状態などを基に経路を計算し、ネットワーク状態の変化に応じて動的にルートを変更できます。「変更できない」とする点が誤りです。
選択肢エ
これは不正解だよ。OSPFは隣接ノード間の負荷だけに基づく方式ではなく、リンク状態から経路を計算します。また、経路選択ではコストを考慮するため、コストを考慮しないという記述も誤りです。
学習のポイント
OSPFの分類、適用範囲、動的経路制御、コストの意味を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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