NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

令和4年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問15

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

IP電話の音声品質を表す指標のうち,ノイズ,エコー,遅延などから算出されるものはどれか。

選択肢

  1. ア
    MOS値
  2. イ
    R値
  3. ウ
    ジッタ
  4. エ
    パケット損失率
解き方のヒントを見る

比較対象と条件を整理する視点

設問に登場する対象の役割と、比較に使われる条件を分けて捉え、同じ基準で読み比べる準備をします。名称の印象だけで判断せず、何を評価する問いなのかを先に確認しましょう。

この問題で問われていること

今回は、対象同士を比べるときに、どの性質や状況が比較軸として置かれているかに注目します。対象の特徴と前提条件を混同せず、問いが求める観点を一つに絞って読み進めてください。

視点

比較では、対象そのものの特徴、置かれている状況、評価する基準を切り分けて整理します。表面的な用語の一致ではなく、同じ観点で並べて確認できるかを意識しましょう。

確認ポイント

  • 比較される対象と、比較の基準を分けて確認する
  • 対象の特徴と前提となる状況を混同しない
  • 問いが求めている比較軸を一つに絞って読む
正解と解説を見る

正解

イ

解説

IP電話の音声品質を評価するR値は、ノイズ、エコー、遅延などの要因を考慮して算出される値です。MOS値、ジッタ、パケット損失率とは示す対象や求め方が異なります。

理由

R値は、IP電話の音声品質を劣化させるノイズ、エコー、遅延などの要因から算出される評価指標です。したがって、複数の品質要因を反映する指標を問うこの設問では、R値が該当します。

比較

MOS値は利用者などによる主観的な音声品質評価、ジッタはパケット到着間隔の揺らぎ、パケット損失率は送信したパケットのうち失われた割合を示します。いずれもR値とは役割が異なります。

選択肢ア

これは不正解だよ。MOS値は、音声を聞いた利用者などが感じた品質を段階評価し、その平均を表す主観評価の指標です。ノイズ、エコー、遅延などの通信要因から算出される客観的な評価値そのものではないため、この設問の条件には当てはまりません。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。R値は、IP電話の音声品質に影響するノイズ、エコー、遅延などの要因を考慮して算出される指標です。複数の劣化要因をまとめて評価する値なので、設問の説明に一致します。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ジッタは、音声パケットなどがネットワークを通過する際の到着間隔や遅延の揺らぎを表す指標です。遅延に関係しますが、ノイズやエコーなどを含めて音声品質を算出する総合指標ではありません。

選択肢エ

これは不正解だよ。パケット損失率は、送信されたパケットのうち宛先に届かなかったパケットの割合を示す通信状態の指標です。音声品質に影響する要因の一つにはなりますが、ノイズ、エコー、遅延などから算出される指標ではありません。

学習のポイント

音声品質指標ごとの評価対象と算出方法の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針