NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和4年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問14
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アMIB
- イRMON
- ウSMTP
- エTrap
解き方のヒントを見る
監視の仕組みを役割の視点で整理する
トラフィック監視の仕組みを区別するときは、名前の印象ではなく、その仕組みが担う役割に注目すると整理しやすくなります。本ヒントでは、情報を集める主体とその置き場所という一つの観点に絞って考え方を示します。
この問題で問われていること
各仕組みについて、監視に必要な情報をどの機器やどの位置で取得し、それを誰がどのように受け取って利用するのかという流れを自分の言葉で説明できるかどうかが、区別するうえでの鍵になります。
視点
ネットワーク管理の仕組みは、名称が似ていても、情報をどこで誰が取得するかによって性格が変わります。まずこの観点だけに固定し、各仕組みを同じ物差しで比べると、用語の印象に引きずられずに違いを整理しやすくなります。
確認ポイント
- 監視に使う情報を実際に取得しているのは、どの機器や要素なのかを確認する
- その情報の取得が、ネットワーク上のどの位置で行われているのかを意識する
- 取得された情報が、誰にどのような流れで渡されて利用されるのかを自分で説明できるか確かめる
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正答はRMONです。RMONは、ネットワーク上の回線やポートなどを監視し、パケットを収集・解析した結果をSNMPで管理装置へ送信する仕組みです。
理由
RMONはRemote Network Monitoringの仕組みで、ネットワークの測定対象からパケットをキャプチャして解析し、その監視情報をSNMPによって管理装置へ送信する。設問の処理内容と一致する。
比較
MIBは管理情報の構造や定義、SMTPは電子メール送信のプロトコル、TrapはSNMPで管理対象から管理者側へ送る非同期通知を指します。いずれもパケットを収集・解析する監視の仕組みそのものではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。MIBは、ネットワーク管理で扱うオブジェクトの情報を階層的に定義したデータベースである。監視対象からパケットをキャプチャして解析し、結果を管理装置へ送信する仕組みそのものではないため、設問の説明には合わない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。RMONは、ネットワーク上の回線やポートなどを監視し、そこを通過するパケットをキャプチャして解析する仕組みである。解析した監視情報をSNMPで管理装置へ送信できるため、設問の説明と一致する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。SMTPは、電子メールを送信するために用いられる通信プロトコルである。ネットワークの回線やポートからパケットをキャプチャして解析し、SNMPで監視情報を送信する仕組みを表すものではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。Trapは、SNMPにおいて管理対象側から管理装置へ、状態変化や異常などを非同期に通知する機能である。測定対象のパケットを継続的にキャプチャして解析する監視の仕組みそのものではない。
学習のポイント
RMONの監視・解析機能と、MIB、SMTP、Trapの役割を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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