NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

令和4年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問7

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

マルチキャストグループへの参加や離脱をホストが通知したり,マルチキャストグループに参加しているホストの有無をルータがチェックしたりするときに使用するプロトコルはどれか。

選択肢

  1. ア
    ARP
  2. イ
    IGMP
  3. ウ
    LDAP
  4. エ
    RIP
解き方のヒントを見る

プロトコルの役割を整理して考える

ネットワークには多くのプロトコルがあり、名前が似ていても担う役割は大きく異なります。問われている働きが何かを先に言葉にし、それぞれのプロトコルが本来何のために使われるかを思い出して照らし合わせる姿勢が大切です。

この問題で問われていること

この問題で確認したいのは、各プロトコルの名称と、それが通信のどの場面で何を目的として使われるかという対応関係を、自分の知識として正しく結びつけられているかどうかという一つの観点です。

視点

プロトコル名を覚えるときは、略称だけを暗記するのではなく「何を解決するために作られたか」「誰と誰の間でやり取りされるか」を一組にして整理しておくと、名前が似ていても混同しにくくなります。略称の元になった正式名称を思い出すと、目的を推測する手がかりになることもあります。

確認ポイント

  • 問われている働きを、自分の言葉で一文にまとめられるか
  • 登場するプロトコルそれぞれについて、主な目的を思い出せるか
  • 略称の元の正式名称から、その役割を推測できるか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

マルチキャストグループへの参加・離脱をホストが通知し、ルータが参加ホストの有無を確認するために使用するプロトコルはIGMPです。

理由

IGMPは、IPv4ネットワークでホストがマルチキャストグループへの参加や離脱を通知し、ルータがそのグループを利用するホストの有無を確認するためのプロトコルです。したがって、この設問の条件に一致します。

比較

ARPはIPアドレスとMACアドレスの対応確認、LDAPはディレクトリ情報の検索や管理、RIPはルータ間で経路情報を交換するためのプロトコルです。いずれもマルチキャスト参加者の管理を目的としません。

選択肢ア

これは不正解だよ。ARPは、同一ネットワーク内でIPv4アドレスに対応するMACアドレスを調べるために使われる。マルチキャストグループへの参加や離脱を通知し、参加ホストの有無を管理する機能を持つプロトコルではない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。IGMPは、IPv4ネットワークでホストがマルチキャストグループへの参加や離脱を通知し、ルータがそのグループを利用するホストの有無を確認するために用いられる。設問の説明と一致する。

選択肢ウ

これは不正解だよ。LDAPは、利用者や組織などのディレクトリ情報を検索・管理するためのプロトコルである。ネットワーク上のマルチキャストグループについて、ホストの参加・離脱や存在を確認する用途ではない。

選択肢エ

これは不正解だよ。RIPは、ルータ同士が宛先ネットワークまでの経路情報を交換するためのルーティングプロトコルである。ホストのマルチキャストグループ参加状況を通知・確認する役割は持たない。

学習のポイント

IGMPの役割と、ARP・LDAP・RIPとの機能の違いを整理しましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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