NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和4年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アMXレコード
- イNSレコード
- ウPTRレコード
- エSOAレコード
解き方のヒントを見る
問い合わせの入力と出力を見極める
リソースレコードを区別するときは、名前を覚えるだけでなく、そのレコードが何を手掛かりにして何を答えるのかという対応関係に注目すると整理しやすくなります。問われている場面の目的を先に言葉にしてから検討しましょう。
この問題で問われていること
設問が示す状況で、利用者やサーバが知りたい情報は何か、また手元にある情報は何かを切り分けることが焦点です。この入力と出力の向きを明確にすると、どの種類のレコードの話題なのかを自分で判断する足場になります。
視点
DNSは、名前とそれに結び付く情報の組を、種類ごとに登録しておく分散型のデータベースと捉えられます。レコードの種類は、登録されている情報の性質と、それを参照する目的で区別されます。種類名だけを暗記すると混同しやすいため、「何を問い合わせると、何が返るのか」という一組の対応として、自分の言葉で説明できるか確かめながら学習すると整理しやすくなります。
確認ポイント
- 問われている場面で、最終的に知りたい情報は何かを一言で言えるか
- その問い合わせの出発点として、手元にある情報は何かを特定できたか
- 知りたい情報と手元の情報の向きを、自分が学んだ知識と照らし合わせて説明できるか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
DNSでは、ドメイン宛ての電子メールを配送するメールサーバーの情報を、専用のリソースレコードで指定します。ほかのレコードは、DNSサーバーの委任、逆引き、ゾーン管理などを目的としています。
理由
電子メールをドメイン宛てに送信するときは、そのドメインでメールを受け取るサーバーをDNSから調べます。この配送先を指定するために使われるのがMXレコードです。
比較
NSレコードは権威DNSサーバー、PTRレコードは逆引き、SOAレコードはゾーンの管理情報を示します。いずれも電子メール配送先を指定するためのレコードではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。MXレコードは、あるドメイン宛ての電子メールを受信するメールサーバーを指定するために使われます。送信側はこの情報をDNSから取得し、宛先ドメインのメールサーバーへ配送します。電子メール配送先を示す専用のレコードなので、設問の条件に合致します。
選択肢イ
これは不正解だよ。NSレコードは、対象ドメインまたはゾーンについて、名前解決を担当する権威DNSサーバーを示すレコードです。DNSの委任や問い合わせ先の管理に関係しますが、電子メールを受信するメールサーバーの配送先を指定する用途ではありません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。PTRレコードは、IPアドレスからホスト名を調べる逆引きに使用されるレコードです。送信元サーバーの確認などで参照される場合はありますが、ドメイン宛ての電子メールをどのメールサーバーへ配送するかを指定する役割は持ちません。
選択肢エ
これは不正解だよ。SOAレコードは、ゾーンの開始点、管理者情報、シリアル番号、更新間隔など、DNSゾーン全体の管理に必要な基本情報を示します。メールサーバーの配送先を指定するレコードではないため、設問の条件には該当しません。
学習のポイント
DNSレコードごとの役割と、電子メール配送先の指定方法を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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