NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アBLE(Bluetooth Low Energy)は従来のBluetoothとの互換性を維持しながら,低消費電力での動作を可能にするために5GHz帯を使用する拡張がなされている。
- イIEEE 802.11acではIoT向けに920MHz帯が割り当てられている。
- ウWi-SUNではマルチホップを使用して500mを超える通信が可能である。
- エZigBeeでは一つの親ノードに対して最大7個の子ノードをスター型に配置したネットワークを使用する。
解き方のヒントを見る
通信方式を比べる視点の整理
IoT向けの小電力無線通信を考えるときは、用途や周囲の条件を踏まえ、通信範囲・消費電力・通信量など複数の観点を切り分け、利用目的との関係を整理して見直しましょう。
この問題で問われていること
一つの印象だけで判断せず、利用場面で求められる条件と通信方式の性質を同じ尺度で照らし合わせ、どの観点を優先すべきか、問題の条件に沿って十分に確認しましょう。
視点
方式の名称や用途のイメージに引きずられず、まず利用環境、端末の制約、必要な通信の規模を分けて捉えます。そのうえで、複数の評価軸の関係を整理し、問題が問う比較の観点に集中してください。
確認ポイント
- 利用場面で最も重視される制約は何か
- 通信の届き方と端末側の負担を別々に確認できているか
- 一つの長所だけでなく、要求条件との適合性を見ているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正しいのはウです。Wi-SUNはマルチホップ通信によって中継しながら通信範囲を拡張でき、500mを超える通信が可能です。他の記述は周波数帯やネットワーク構成の説明が誤っている。
理由
Wi-SUNは、複数の無線ノードがデータを中継するマルチホップ通信に対応している。この仕組みにより、単一の無線区間だけに依存せず、広い範囲をカバーできるため、500mを超える通信が可能です。
比較
BLEの説明にある5GHz帯利用、IEEE 802.11acと920MHz帯の対応、ZigBeeの最大7子ノードという説明はいずれも各規格の特徴と一致しない。規格名だけでなく、周波数帯や構成の対応を確認する必要がある。
選択肢ア
これは不正解だよ。BLEは低消費電力を目的としたBluetoothの通信方式だが、提示文のように従来のBluetoothとの互換性を維持するために5GHz帯を使用する拡張ではない。したがって、低消費電力という一部の説明だけでは正しい記述にならない。
選択肢イ
これは不正解だよ。IEEE 802.11acは無線LANの規格であり、提示文のようにIoT向けとして920MHz帯が割り当てられている規格ではない。規格名と周波数帯の対応が誤っているため、この記述は適切ではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。Wi-SUNはマルチホップ通信を利用でき、複数のノードが通信を中継することで通信範囲を広げられる。そのため、単一の無線区間を超えて500mを超える通信が可能であり、IoT向け小電力無線の説明として適切である。
選択肢エ
これは不正解だよ。ZigBeeは低消費電力の無線通信規格で、メッシュ型などのネットワーク構成にも対応する。提示文のように、常に一つの親ノードへ最大7個の子ノードをスター型に配置する規格とする説明は誤っている。
学習のポイント
IoT向け無線規格は、周波数帯、通信距離、接続構成を関連付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針