NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アDATA
- イEHLO
- ウMAIL
- エRCPT
解き方のヒントを見る
セッション開始の役割を整理する視点
メール送信のやり取りを考えるときは、個々の命令名や応答の暗記に寄り過ぎず、通信相手との状態がどの段階にあり、次の処理へ進むために何を確認する場面かという役割に注目しましょう。
この問題で問われていること
焦点は、セッションの開始に関わるやり取りが、通信全体のどの時点で現れ、相手の識別・利用準備・後続処理との関係をどう整理できるかです。前後の段階との境界を意識して検討してください。
視点
通信の流れを段階に分け、開始時点で扱われる目的と、その後の処理とのつながりを整理しましょう。名称の印象だけで判断せず、状態の変化に注目してください。
確認ポイント
- 開始前後で通信状態がどのように変わるか確認する
- その段階で確認・準備される対象を整理する
- 後続の処理と役割が混同されていないか見直す
正解と解説を見る
正解
イ
解説
SMTPおよびESMTPでは、通信相手が利用可能な機能を確認してセッションを開始するためにEHLOを使用します。
理由
SMTPのセッション開始では、クライアントがサーバに接続後、拡張機能を含む利用可能な機能を確認します。そのため、ESMTPで使われるEHLOが該当します。
比較
DATAはメール本文の送信開始、MAILは送信者情報の指定、RCPTは宛先の指定に使うコマンドです。いずれもセッションそのものを開始するコマンドではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。DATAは、送信者や宛先の指定が終わった後に、メール本文の転送を開始するためのコマンドです。SMTPサーバとのセッションを最初に確立する段階で使うものではないため、この設問の条件には合いません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。EHLOはESMTPでクライアントがサーバに自分の接続を知らせ、サーバが対応している拡張機能などを確認するために使います。通信相手とのSMTPセッションを開始するコマンドなので、設問の条件に合致します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。MAILは、メール転送における送信者の情報を指定する段階で使われるコマンドです。セッション開始後のメール配送処理に属するため、SMTPまたはESMTPのセッション開始を表すコマンドではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。RCPTは、メールを配送する宛先を指定するためのコマンドです。送信者情報の指定や本文転送と同じく、セッションが始まった後の処理であり、通信開始時のセッション確立を示すものではありません。
学習のポイント
SMTPコマンドをセッション開始、送信者指定、宛先指定、本文転送の役割で整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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