NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア先頭フィールドには,ネームサーバのホスト名を記述する。
- イゾーン分割を行ってサブドメインに権限委譲する場合は,そのネームサーバをNSレコードで指定する。
- ウデータ部(RDATA)には,ゾーンのドメイン名を記述する。
- エデータ部(RDATA)には,ネームサーバの正規のホスト名と別名のいずれも記述できる。
解き方のヒントを見る
権限の境界を見極める視点
DNSの構成要素を考えるときは、各情報がどの範囲に対して効力を持ち、どの管理単位との関係を示すものかを整理すると、記述の意味を比較しやすくなります。
この問題で問われていること
レコードの役割そのものを暗記するのではなく、対象となる管理範囲と、問い合わせ時に参照される関係を分けて確認し、説明がどの層について述べているかに注目しましょう。
視点
DNSの情報を読む際は、対象となる範囲、管理主体との結び付き、他の情報との役割分担を切り分けて整理します。名称や配置だけで判断せず、説明の対象範囲が一貫しているかを確認しましょう。
確認ポイント
- その記述が対象としている管理範囲を確認する
- 管理主体との関係を述べているか整理する
- 問い合わせや参照の流れのどの段階を説明しているか確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
NSレコードは、あるドメイン領域を管理するネームサーバを示すレコードです。サブドメインへ権限を委譲する場合には、委譲先のネームサーバをNSレコードで指定します。
理由
DNSでゾーンを分割してサブドメインへ権限委譲する場合、委譲先のネームサーバをNSレコードで指定します。これにより、そのサブドメインをどのネームサーバが管理するかを示せます。
比較
NSレコードの先頭フィールドは通常、管理対象となる名前を示します。一方、RDATAにはネームサーバの正規のホスト名を記述します。したがって、フィールドの役割や記述対象を取り違えた選択肢は不適切です。
選択肢ア
これは不正解だよ。NSレコードの先頭フィールドは、ネームサーバそのもののホスト名を記述する欄ではなく、そのNSレコードが対象とするドメイン名やサブドメイン名を示す欄です。ネームサーバのホスト名はデータ部に記述します。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。ゾーンを分割してサブドメインへ権限委譲する場合、そのサブドメインを管理するネームサーバをNSレコードで指定します。これにより、委譲先のDNSサーバを明示できます。
選択肢ウ
これは不正解だよ。NSレコードのデータ部であるRDATAに記述するのは、対象ゾーンを管理するネームサーバの正規のホスト名です。ゾーンのドメイン名は、主にレコードの対象を示す側に記述されます。
選択肢エ
これは不正解だよ。NSレコードのRDATAには、委譲先として指定するネームサーバの正規のホスト名を記述します。単なる別名を記述するものではないため、正規名と別名のいずれも記述できるという説明は誤りです。
学習のポイント
NSレコードの所有者名とRDATAの意味、権限委譲との関係を正確に区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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