NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問6
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アCIDR
- イDHCP
- ウDNS
- エNAPT
解き方のヒントを見る
IPv4の分割単位を見極める
アドレスを複数の役割に分けて考えるときは、全体の長さと境界の置き方に注目し、各部分が何を識別するためのものかを整理して、表現だけで判断しないようにしましょう。まずは丁寧に。
この問題で問われていること
一つの観点として、示された分割がアドレス空間の範囲や単位をどのように表すかを確認してください。境界と対象範囲の対応を、問題文の条件に照らして読み取ることが重要です。
視点
分割方法を検討するときは、まずアドレス全体をどの単位で区切っているかを捉え、その区切りが識別対象の範囲と整合しているかを確認します。表記の印象ではなく、境界が示す意味に着目しましょう。
確認ポイント
- アドレス全体のうち、どの境界を基準に範囲が分けられているか。
- 分けられた各部分が、識別する対象の単位と対応しているか。
- 提示された条件から、その分割の範囲と粒度を一貫して読み取れるか。
正解と解説を見る
正解
ア
解説
クラスA〜Cのような固定クラスを使わず、プレフィックス長によってネットワークアドレス部とホストアドレス部を任意の境界で分割する方式がCIDRです。必要な規模に応じてアドレスブロックを割り当てられるため、IPv4アドレスを効率的に利用できます。
理由
CIDRは、IPアドレスをクラスA〜Cの固定的な単位で扱わず、プレフィックス長でネットワーク部の大きさを指定します。これにより、組織やネットワークに必要な規模に合わせてブロックを割り当てられ、未使用アドレスを減らせます。
比較
DHCPは端末へIPアドレスなどの設定を動的に配布する仕組み、DNSは名前とIPアドレスなどを対応付ける仕組み、NAPTは複数端末のプライベートアドレスを少数のグローバルアドレスへ変換する仕組みです。いずれも設問の方式そのものではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。CIDRはクラスA〜Cという従来の固定的な区分に依存せず、プレフィックス長でネットワークアドレス部とホストアドレス部の境界を指定する。必要な規模のブロックを割り当てやすく、IPv4アドレスを効率的に利用できる。
選択肢イ
これは不正解だよ。DHCPは、端末にIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどのネットワーク設定を動的に配布するプロトコルである。アドレスをクラスにとらわれない任意のブロックへ分割する割当方式を示す用語ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。DNSは、ドメイン名やホスト名とIPアドレスなどの情報を対応付け、名前解決を行う仕組みである。ネットワークアドレス部とホストアドレス部の境界を任意に設定して、アドレスを割り当てる方式ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。NAPTは、ポート番号も利用して複数のプライベートIPアドレスを少数のグローバルIPアドレスへ変換する技術である。IPアドレスブロックの境界を柔軟に定め、割当てを効率化する方式とは役割が異なる。
学習のポイント
CIDRの目的と、DHCP・DNS・NAPTが担う異なる役割を区別して覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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