NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成30年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問13

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ONF(Open Networking Foundation)が定義するSDN(Software-Defined Networking)において,アプリケーション,コントローラ及びネットワーク機器に関する記述のうち,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    OpenFlowは,コントローラの処理フローを定義したものである。
  2. イ
    OpenFlowを用いたネットワークでは,ネットワーク機器がデータ転送を行うための情報はコントローラから提供される。
  3. ウ
    アプリケーションは,Data-Controller Plane Interface(サウスバウンドインタフェースとも呼ばれる)を介して,コントローラに指示を出す。
  4. エ
    アプリケーションは,ネットワーク機器に直接指示を出す。
解き方のヒントを見る

役割の境界と連携に注目する

各選択肢を用語の印象だけで判断せず、構成要素が担う責任と、他の要素へ情報や指示を渡す関係に注目して整理しましょう。役割の重なりや前後関係も確認します。

この問題で問われていること

この問題では、個々の構成要素を単独で覚えるより、どの要素が何を担当し、どの相手とどのように連携するのかという役割分担の整合性に絞って確認しましょう。

視点

構成要素を整理するときは、名称から連想する機能を決めつけず、担当する責任、扱う情報、連携相手の三つを同じ基準で見比べます。役割の境界が一貫しているかを確認することが大切です。

確認ポイント

  • 担当範囲が他の要素の役割と混同されていないか
  • 情報や指示の受け渡し先が役割分担と矛盾していないか
  • 各要素の関係を全体の流れとして見たとき、説明に飛躍がないか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

SDNでは、コントローラがネットワーク全体を制御し、ネットワーク機器へデータ転送に必要な情報を提供する。OpenFlowは主にコントローラとネットワーク機器の間で用いられる仕組みです。

理由

OpenFlowを用いるSDNでは、コントローラがネットワーク機器に対して、パケットをどのように転送するか判断するための情報を提供する。したがって、ネットワーク機器はその情報に基づいてデータ転送を行う。

比較

OpenFlowはコントローラの処理フローそのものを定義するものではなく、主にコントローラとネットワーク機器の間で利用される。アプリケーションは通常、コントローラを介してネットワークを制御し、機器へ直接指示は出さない。

選択肢ア

これは不正解だよ。OpenFlowは、コントローラ内部の処理フローを定義したものではない。SDNでは、コントローラとネットワーク機器の間で制御情報を交換し、機器の転送動作を設定するために用いられる仕組みとして位置付けられる。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。OpenFlowを用いたネットワークでは、コントローラがネットワーク機器に対して、データ転送に必要な情報を提供する。機器はその情報に基づいてパケットを処理するため、この記述がSDNの構成に適合している。

選択肢ウ

これは不正解だよ。アプリケーションとコントローラの間で利用されるのは、一般に北向きのインタフェースである。サウスバウンドインタフェースはコントローラとネットワーク機器の間に位置するため、記述ではインタフェースの方向と役割が逆になっている。

選択肢エ

これは不正解だよ。SDNでは、アプリケーションがネットワーク機器へ直接指示を出すのではなく、コントローラを介してネットワークの動作を制御する。コントローラが機器との間を取り持つため、直接指示を出すという説明は適切ではない。

学習のポイント

SDNの三層構成と、南向き・北向きインタフェースの役割を区別して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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