NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成29年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問1
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア2.4 GHz帯を使用する無線通信方式であり,一つのマスタと最大七つのスレーブから成るスター型ネットワークを構成する。
- イ5.8 GHz帯を使用する近距離の無線通信方式であり,有料道路の料金所のETCなどで利用されている。
- ウ下位層にIEEE 802.15.4を使用する低消費電力の無線通信方式であり,センサネットワークやスマートメータなどへの応用が進められている。
- エ広い周波数帯にデータを拡散することによって高速な伝送を行う無線通信方式であり,近距離での映像や音楽配信に利用されている。
解き方のヒントを見る
ネットワーク構成の見分け方
通信方式とネットワーク特性を整理するときは、用語の印象だけで判断せず、通信の担い手、接続関係、役割分担、障害時の影響という観点を分けて確認しましょう。それぞれが何を説明する情報なのかを意識すると、選択肢の比較を落ち着いて進められます。
この問題で問われていること
一つの観点に絞るなら、ネットワーク内の機器同士がどのような関係で接続され、情報の受け渡しを誰が担う想定なのかを、問題文の表現から読み取り、説明の対象を混同しないようにしましょう。
視点
方式名や用語を暗記した対応表として扱うのではなく、接続の形や、参加する機器の役割が何を説明しているかを整理します。似た表現でも、説明の対象を確かめながら読み進めると、比較の軸を保ちやすくなります。
確認ポイント
- 接続関係について述べている部分を確認する
- 機器の役割に関する説明を分けて読む
- 各説明が示す対象を取り違えていないか確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
ZigBeeは、IEEE 802.15.4を下位層に利用する低消費電力の無線通信方式です。センサネットワークやスマートメータなど、低電力で機器を接続する用途に適している。
理由
ZigBeeはIEEE 802.15.4を下位層に使用し、低消費電力で通信する方式です。そのため、センサネットワークやスマートメータなど、機器を長期間動作させる用途への応用が進められている。
比較
アはスター構成の台数条件、イは5.8GHz帯とETC、エは広帯域拡散による高速伝送と映像・音楽配信を述べている。これらは設問で示されるZigBeeの特徴とは一致しない。
選択肢ア
これは不正解だよ。2.4GHz帯を使うという部分だけでは、ZigBeeの特徴を十分に表していない。ZigBeeの要点は、IEEE 802.15.4を下位層に用いる低消費電力通信であり、一つのマスタと最大七つのスレーブという構成が特徴として示されているわけではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。選択肢は5.8GHz帯を使う近距離通信で、料金所のETCに利用される方式として説明している。しかし、ZigBeeについて問われている低消費電力性、IEEE 802.15.4、センサや計測機器への応用という特徴とは内容が異なる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ZigBeeは下位層にIEEE 802.15.4を使用する低消費電力の無線通信方式である。センサネットワークやスマートメータのように、比較的少ない電力で機器を接続する用途への応用が進められているため、記述は特徴と一致する。
選択肢エ
これは不正解だよ。選択肢は広い周波数帯にデータを拡散して高速伝送を行い、近距離の映像や音楽配信に使う方式を説明している。ZigBeeの中心的な特徴は高速配信ではなく、IEEE 802.15.4を基盤とする低消費電力通信である。
学習のポイント
無線通信規格は、周波数帯だけでなく下位層、消費電力、用途を組み合わせて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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