NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問17

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

無線LANで使用される規格IEEE 802.1Xが定めているものはどれか。

選択肢

  1. ア
    アクセスポイントがEAPを使用して,利用者を認証する枠組み
  2. イ
    アクセスポイントが認証局と連携し,パスワードをセッションごとに生成する仕組み
  3. ウ
    無線LANに接続する機器のセキュリティ対策に関するWPSの仕様
  4. エ
    無線LANの信号レベルで衝突を検知するCSMA/CD方式
解き方のヒントを見る

用語の役割と前提を照合する

ネットワーク用語を選択肢と比べるときは、対象が示す役割・範囲・前提条件を同じ粒度で整理し、説明の焦点が一致しているかを確認する。細かな表現だけで早合点せず、文脈との整合性も見直す。

この問題で問われていること

今回の確認は、用語の名称そのものではなく、説明がどの役割や適用範囲を前提としているかに絞る。各選択肢を読んだら、対象・目的・条件の三点を同じ観点で整理し、説明の焦点がずれていないかを比べる。

視点

用語の説明を読む際は、対象となる仕組み、担う役割、成立する前提を分けて捉える。似た表現でも比較する観点が異なる場合があるため、説明全体の関係を確認する。

確認ポイント

  • 説明の対象と役割を区別できているか
  • 適用範囲や前提条件が読み取れるか
  • 用語の印象ではなく説明全体の焦点を比較しているか
正解と解説を見る

正解

ア

解説

IEEE 802.1Xは、無線LANなどへの接続時に、EAPを利用して利用者を認証するための枠組みを定める規格です。

理由

IEEE 802.1Xは、無線LANへの接続時にEAPを使用して利用者を認証する枠組みを定めている。したがって、利用者認証の仕組みを説明するアが設問の内容に合致する。

比較

イは認証局との連携やセッションごとのパスワード生成、ウはWPSの仕様、エは通信媒体上の衝突検知方式に関する説明であり、IEEE 802.1Xが定める利用者認証の枠組みとは対象が異なる。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。IEEE 802.1Xは、無線LANでEAPを使用して利用者を認証する枠組みを定める規格である。選択肢は、規格の対象である利用者認証の仕組みをそのまま説明しており、設問の内容と一致する。

選択肢イ

これは不正解だよ。選択肢は、アクセスポイントが認証局と連携し、パスワードをセッションごとに生成する仕組みを説明している。しかし、IEEE 802.1Xが定めるものはEAPを用いた利用者認証の枠組みであり、この説明とは対象が異なる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。WPSは、無線LANに接続する機器の設定や接続を容易にするための仕様である。選択肢はWPSの仕様をIEEE 802.1Xの内容としているが、IEEE 802.1Xが定める利用者認証の枠組みとは別の技術である。

選択肢エ

これは不正解だよ。CSMA/CDは、通信媒体上で信号の衝突を検知する方式に関する説明である。選択肢は無線LANの信号レベルによる衝突検知を述べているが、IEEE 802.1Xが定める利用者認証の枠組みとは目的も対象も異なる。

学習のポイント

IEEE 802.1Xの認証機能と、WPSやCSMA/CDなど別目的の技術を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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