NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アWebブラウザとWebサーバ間で双方向通信を行うためのデータ形式はXMLを使って定義されている。
- イWebブラウザとWebサーバ間でリアルタイム性の高い通信を実現するためにRTPを使用する。
- ウWebブラウザとWebサーバとの非同期通信にはXMLHttpRequestオブジェクトを利用する。
- エWebブラウザは最初にHTTPを使ってWebサーバにハンドシェイクの要求を送る。
解き方のヒントを見る
用語の定義と前提を照合する
ネットワーク分野の択一では、まず問われている用語が示す対象・役割・前提条件を整理し、各説明が同じ範囲を述べているかを落ち着いて比べます。用語の境界を意識することが比較の出発点です。
この問題で問われていること
一つの観点として、用語の定義に含まれる対象と役割の対応だけに注目してください。似た言葉でも、誰が何を担う説明なのかを区別して読み取ることが重要です。表現の細部より関係性を確認しましょう。
視点
用語を見たら、対象となる機能や構成要素、担う役割、利用される場面を分けて整理します。そのうえで選択肢の説明が定義の範囲を保っているか、別の概念を混ぜていないかを確認します。
確認ポイント
- 用語が指す対象は何か
- 説明される役割の主体は誰か
- 前提や利用場面が一致しているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
WebSocketは、接続開始時にHTTPを利用したハンドシェイクを行い、その後は確立した接続上でWebブラウザとWebサーバが双方向にリアルタイム通信を行う。したがって、最初の接続手順を述べたエが適切です。
理由
WebSocketでは、Webブラウザが最初にHTTPを使ってWebサーバへハンドシェイクを要求する。サーバが応答して接続が確立した後は、同じ接続を利用して、ブラウザとサーバが継続的に双方向通信できる。
比較
XMLはWebSocket通信のデータ形式を一律に定義するものではありません。RTPは主に音声や映像などのリアルタイム転送で用いられ、XMLHttpRequestは非同期HTTP通信に使われる。これらはWebSocketの開始手順を表していない。
選択肢ア
これは不正解だよ。WebSocketは通信データの形式をXMLに限定して定義するプロトコルではない。接続確立後に送受信するデータは、アプリケーションの設計に応じて扱われるため、XMLを使うことがWebSocketの特徴だとする説明は誤りである。
選択肢イ
これは不正解だよ。RTPは音声や映像などのリアルタイムメディア転送で使われるプロトコルであり、WebSocketがブラウザとサーバ間の通信に使用するプロトコルではない。WebSocketの特徴をRTPの利用として説明している点が誤りである。
選択肢ウ
これは不正解だよ。XMLHttpRequestオブジェクトは、Webブラウザからサーバへ非同期にHTTP要求を送るための仕組みである。WebSocketのように、接続を確立した後もブラウザとサーバが継続して双方向通信する仕組みそのものを示していない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。WebSocketでは、Webブラウザが最初にHTTPを使ってWebサーバへハンドシェイクの要求を送る。その後、接続がWebSocket通信へ切り替わり、確立した接続上でブラウザとサーバがリアルタイムに双方向通信できる。
学習のポイント
WebSocketのハンドシェイクと、他のWeb通信技術の役割を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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