NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問14
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アHTTP上のSOAPによってソフトウェア同士が通信して,ネットワーク上に分散したアプリケーションを連携させることができる。
- イHTTPを拡張したプロトコルを使って,サーバ上のファイルの参照や作成,削除及びバージョン管理が行える。
- ウWebアプリケーションからIMAPサーバにアクセスして,ブラウザから添付ファイルを含む電子メールの操作ができる。
- エブラウザで“ftp://”から始まるURLを指定して,ソフトウェアなどの大容量ファイルのダウンロードができる。
解き方のヒントを見る
用語の役割を整理する視点
ネットワーク分野の用語を比べるときは、名称の印象だけで判断せず、対象・目的・利用場面という共通の軸をそろえて、それぞれの説明がどの範囲を述べているかを丁寧に確認しましょう。
この問題で問われていること
各説明が示す対象と目的の組合せに注目し、似た語との細かな違いを急いで決めず、説明全体の焦点がどこに置かれているかを読み取ってください。
視点
用語の意味を整理する際は、まず何を扱う概念かと、何のための考え方かを分けて捉えます。そのうえで、説明に含まれる範囲や前提を確認し、名称から連想した意味をそのまま当てはめないようにします。
確認ポイント
- 説明の対象は何か
- 説明が想定する目的は何か
- 用語名の印象に引きずられていないか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
WebDAVはHTTPを拡張したプロトコルで、Web経由でサーバ上のファイルやディレクトリを操作・管理できる。参照だけでなく、作成、削除、更新、バージョン管理などを扱える点が特徴です。
理由
WebDAVはHTTPに拡張機能を加え、サーバ上のファイルをWeb経由で共同利用・管理するためのプロトコルです。ファイルの参照に加えて、作成や削除、バージョン管理などの操作を行えるため、設問の特徴に合致する。
比較
SOAPは分散したソフトウェア間のメッセージ交換、IMAPはメールサーバ上の電子メール操作、FTPはファイル転送を主な目的とする。これらはWebDAVのファイル管理機能そのものを説明していない。
選択肢ア
これは不正解だよ。SOAPは、HTTPなどを介してソフトウェア同士がメッセージを交換し、分散したアプリケーションを連携させるためのプロトコルである。サーバ上のファイルを作成・削除・管理するWebDAVの特徴を説明したものではない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。WebDAVはHTTPを拡張したプロトコルであり、Web経由でサーバ上のファイルを参照できるだけでなく、作成や削除、バージョン管理なども行える。この説明はWebDAVの代表的な機能と一致している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。IMAPはメールサーバに保存された電子メールを操作するためのプロトコルであり、メール本文や添付ファイルの扱いに関係する。サーバ上の一般的なファイル資源を管理するWebDAVの説明ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。ftp://で始まるURLによる大容量ファイルのダウンロードは、FTPを利用したファイル転送の説明である。WebDAVは単なるダウンロード手段ではなく、HTTPを拡張してファイルの作成や削除などを管理する。
学習のポイント
Web系プロトコルを、目的と操作対象の違いで整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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