NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アルータA
- イルータB
- ウルータC
- エルータD
解き方のヒントを見る
経路選択を見比べる整理視点
経路情報を確認するときは、宛先との対応関係と候補同士の範囲の重なりに注目し、個別の答えを先に決めずに条件を整理してから判断しましょう。表の各項目を同じ順序で読むことが大切です。
この問題で問われていること
この問題では、各候補が示す宛先の範囲を同じ基準で見比べ、どの情報が判断の中心になるかという一点に絞って確認してください。候補の印象ではなく、条件の対応だけを追いましょう。
視点
経路を整理する際は、宛先に関係する条件を読み取り、候補ごとの差がどこにあるかを同じ観点で比較します。用語の印象だけで決めず、記載された条件の対応関係を丁寧に確認しましょう。
確認ポイント
- 宛先と各候補の対応関係を確認する
- 候補ごとの差がどの条件にあるかを見る
- 同じ基準で比較できているかを振り返る
正解と解説を見る
正解
ア
解説
宛先10.100.100.1は10.0.0.0/8に一致し、より限定的な10.64.0.0/11、10.96.0.0/14、10.128.0.0/9には一致しません。デフォルト経路も一致しますが、最長一致法により10.0.0.0/8が選ばれ、次ホップ192.168.1.254へ転送します。これは図でルータA側に接続されたアドレスです。
理由
宛先IPアドレス10.100.100.1に対し、10.0.0.0、サブネットマスク255.0.0.0の経路は第1オクテットが10で一致します。一方、10.64.0.0/11は第2オクテット64〜95、10.96.0.0/14は96〜99、10.128.0.0/9は128〜255の範囲であり、第2オクテット100は含みません。0.0.0.0/0も一致しますが、/8の方が長いため、10.0.0.0/8が選択されます。次ホップは192.168.1.254です。
比較
ルータZの図上のインタフェースは192.168.1.1で、次ホップ192.168.1.254はルータA側のインタフェースです。したがって、ルータZはその隣接先であるルータAへ転送します。ルータB、ルータC、ルータDへ接続する次ホップは、それぞれ192.168.2.254、192.168.3.254、192.168.4.254ですが、今回選択された経路の次ホップではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。宛先10.100.100.1には10.0.0.0、255.0.0.0の経路が一致します。10.64.0.0/11などの個別経路には一致せず、デフォルト経路よりも/8の経路が優先されます。その次ホップ192.168.1.254は図でルータA側のインタフェースなので、ルータZはルータAへ転送します。
選択肢イ
これは不正解だよ。ルータBへ向かう次ホップは192.168.2.254ですが、宛先10.100.100.1に対して選択される経路の次ホップは192.168.1.254です。10.100.100.1の第2オクテット100は、10.64.0.0/11の範囲64〜95には含まれないため、ルータB側の経路は選択されません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ルータCへ向かう次ホップは192.168.3.254ですが、10.96.0.0に255.252.0.0を適用した経路が対象にする第2オクテットの範囲は96〜99です。宛先の第2オクテットは100なので、この経路には一致せず、ルータCへは転送されません。
選択肢エ
これは不正解だよ。ルータDへ向かう次ホップは192.168.4.254ですが、10.128.0.0に255.128.0.0を適用した経路は第2オクテット128〜255を対象にします。宛先10.100.100.1の第2オクテットは100であり、この範囲に含まれないため、ルータDは選ばれません。
学習のポイント
CIDR範囲の判定と、ルータ間インタフェースの対応を学習する問題です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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