NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アDMZ上の公開用Webサーバとしてリバースプロキシサーバを設置し,その参照先のWebサーバを,外部からアクセスできない別のDMZに移設することによって,外部のPCとの通信におけるインターネット上での盗聴を防ぐ。
- イDMZ上の公開用Webサーバとしてリバースプロキシサーバを設置し,その参照先のWebサーバを,外部からアクセスできない別のDMZに移設することによって,外部から直接Webサーバのコンテンツが改ざんされることを防ぐ。
- ウ社内PCからインターネット上のWebサーバにアクセスするときの中継サーバとしてプロキシサーバをDMZに設置することによって,参照先のWebサーバと社内PC間の通信におけるインターネット上での盗聴を防ぐ。
- エ社内PCからインターネット上のWebサーバにアクセスするときの中継サーバとしてプロキシサーバをDMZに設置することによって,参照するコンテンツのインターネット上での改ざんを防ぐ。
解き方のヒントを見る
用語の定義と適用範囲を見極める
ネットワーク分野の用語を比べるときは、名称の印象だけで判断せず、各用語が指す対象、前提となる場面、他の概念との関係を整理してから説明文との対応を確認しましょう。特に、似た語の違いがどの観点にあるかを意識します。
この問題で問われていること
選択肢の説明を読む際は、用語が表す対象と利用される場面の組合せに注目し、説明全体がその定義や範囲と整合しているかを確認してください。細かな語句より、概念の位置付けを一つの軸として比較します。
視点
用語の比較では、対象・役割・前提条件・適用範囲を同じ観点で整理し、説明に含まれる主張がどの概念に結び付いているかを確認します。
確認ポイント
- 用語が指す対象を整理する
- 説明が想定する場面を確認する
- 定義と適用範囲の整合性を見る
正解と解説を見る
正解
イ
解説
リバースプロキシを公開側のDMZに置き、実際のWebサーバを外部から到達できないネットワークへ分離すると、外部利用者はWebサーバへ直接接続できなくなる。そのため、Webサーバ自体への直接的なコンテンツ改ざんを防ぐ効果が最も高い。
理由
リバースプロキシは外部からの接続を受けて内部のWebサーバへ中継する。参照先のWebサーバを外部からアクセスできない別のDMZに置けば、攻撃者がそのWebサーバへ直接接続する経路を遮断できる。結果として、外部からWebサーバのコンテンツを直接改ざんされるリスクを低減できる。
比較
プロキシやリバースプロキシを置くだけで、インターネット上の通信内容の盗聴や、外部Webサイトのコンテンツ改ざんまで防げるわけではありません。ここでは、公開用の中継サーバと実体のWebサーバを分離する効果が問われている。
選択肢ア
これは不正解だよ。リバースプロキシと参照先Webサーバを分離しても、外部PCとの通信がインターネットを通ること自体は変わらないため、インターネット上での盗聴を防ぐ効果はない。分離の主な効果は、Webサーバへの直接到達を制限することにある。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。公開側のDMZにリバースプロキシを置き、参照先のWebサーバを外部からアクセスできない別のDMZへ移すと、外部からWebサーバへ直接接続できなくなる。その結果、外部から直接コンテンツを改ざんされることを防げる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。社内PCから外部Webサーバへアクセスする際にプロキシをDMZへ置いても、参照先Webサーバと社内PCの通信がインターネットを通る点は変わらない。したがって、インターネット上での盗聴を防ぐ対策にはならない。
選択肢エ
これは不正解だよ。社内PCの代わりにプロキシが外部Webサーバへアクセスしても、参照するコンテンツはインターネット上から取得される。プロキシをDMZに置くことだけでは、通信途中や外部Webサーバ上でのコンテンツ改ざんを防止できない。
学習のポイント
プロキシの種類と、DMZ分離によって防げる攻撃の対応関係を学ぶ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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