NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アISP管理下のネットワークからISP管理外のネットワークに対するICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断できる。
- イISP管理下のネットワークからISP管理外のネットワークに向けて送信されるスパムメールを制限できる。
- ウISP管理下のネットワークに対するISP管理外のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断できる。
- エISP管理下のネットワークに向けてISP管理外のネットワークから送信されるスパムメールを制限できる。
解き方のヒントを見る
ネットワーク用語を文脈で照合する視点
ネットワーク分野の用語は、単語の印象だけでなく、対象となる層や役割、前提条件、説明が扱う範囲をそろえて比較し、定義と記述の対応関係を落ち着いて確認しましょう。特に、似た語の違いがどの観点にあるかを意識します。
この問題で問われていること
各説明について、用語が示す対象・役割・適用される場面という同じ一つの観点に注目し、表現の細部ではなく、説明全体の前提と整合しているかを順に見比べてください。判断を急がず、使われ方の境界も確認します。
視点
用語を比較するときは、まず説明が何を対象としているかを整理し、同じ尺度で各記述を読み比べます。似た概念では、役割や適用範囲の違いに注目すると、表面的な語感に引きずられにくくなります。
確認ポイント
- 説明が指している対象を同じ基準で整理できているか確認する
- 用語の役割と利用される場面が説明と整合しているか見る
- 似た表現との違いがどの観点に現れているか確かめる
正解と解説を見る
正解
イ
解説
OP25Bは、ISP管理下のネットワークから外部へ向かうメール送信のうち、通常の認証済み送信サービスではない通信を制限する仕組みです。迷惑メールの大量送信を抑止する効果がある。
理由
OP25Bは、利用者の端末などから外部のメールサーバへ直接送信されるSMTP通信を、ISP側で制限する考え方です。マルウェア感染端末などを悪用した迷惑メールの大量送信を抑えられる。
比較
この設問では、ICMPによるDDoS対策ではなく、メール送信の制御が焦点となる。また、ISP外部からISP内部へ入る通信ではなく、ISP管理下から外部へ出る通信を対象とする点が重要です。
選択肢ア
これは不正解だよ。OP25Bの対象はメール送信に関係する通信であり、ICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する仕組みではない。また、ISP管理下から管理外へ向かう通信であっても、攻撃の種類が異なるため、この説明はOP25Bの効果と一致しない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。OP25Bは、ISP管理下のネットワークからISP管理外のネットワークへ向けて、端末などが直接メールを送信する通信を制限する。これにより、感染端末などを利用したスパムメールの大量送信を抑止できる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ISP管理外のネットワークからISP管理下のネットワークへ向かうICMPパケットによるDDoS攻撃は、OP25Bが制御するメール送信の対象ではない。通信の向きだけでなく、プロトコルと目的もOP25Bの効果とは異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。ISP管理外のネットワークからISP管理下のネットワークへ送信されるスパムメールは、外部から内部へ入る通信である。OP25Bは主にISP管理下から外部へのメール送信を制限するため、この方向の説明には当てはまらない。
学習のポイント
OP25Bの目的と、通信方向・送信元の管理範囲を対応付けて理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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