NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問8

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

マルチキャストグループへの参加や離脱をホストが通知したり,マルチキャストグループに参加しているホストの有無をルータがチェックしたりするときに使用するプロトコルはどれか。

選択肢

  1. ア
    ARP
  2. イ
    IGMP
  3. ウ
    LDAP
  4. エ
    RIP
解き方のヒントを見る

用語と説明を比べる際の観点

ネットワーク分野の用語問題では、各説明が示す対象、役割、利用場面、前提条件に注目します。用語の印象だけで判断せず、説明全体の対応関係と記述の範囲を確認してください。

この問題で問われていること

説明が対象としている範囲と役割の対応に絞り、用語が表すものと説明中の主語・働き・適用場面が同じ層を指しているかを確認してください。細かな記憶より、記述の射程に注目します。

視点

用語と説明を照合するときは、対象の大きさ、担う役割、関係する場面、成立の前提を分けて読みます。似た表現でも、説明が扱う範囲や立場が異なる場合があります。

確認ポイント

  • 説明の主語と用語が示す対象の範囲を確認する
  • 記述されている役割と適用される場面を分けて読む
  • 前提条件や対象の層が説明全体で一致しているかを見る
正解と解説を見る

正解

イ

解説

マルチキャストグループへの参加・離脱をホストが通知し、ルータが参加ホストの有無を確認する用途にはIGMPを使用します。IGMPはIPv4ネットワークでマルチキャスト受信者を管理するプロトコルです。

理由

IGMPは、IPv4環境でホストがマルチキャストグループへの参加や離脱を通知し、ルータがそのグループを受信するホストの存在を確認するためのプロトコルです。

比較

ARPはIPアドレスからMACアドレスを調べ、LDAPはディレクトリサービスを利用し、RIPはルータ間で経路情報を交換します。いずれも設問のグループ管理の用途とは異なります。

選択肢ア

これは不正解だよ。ARPは、同一ネットワーク上でIPv4アドレスに対応するMACアドレスを解決するためのプロトコルです。マルチキャストグループへの参加・離脱を通知したり、ルータが参加ホストの有無を確認したりする機能を担当するものではありません。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。IGMPはIPv4ネットワークで、ホストがマルチキャストグループへの参加や離脱を通知し、ルータがそのグループを受信するホストの有無を確認するために使われます。設問に示されたホストとルータの役割に一致します。

選択肢ウ

これは不正解だよ。LDAPは、ユーザー情報や組織情報などを階層的に管理するディレクトリサービスへアクセスするためのプロトコルです。マルチキャストグループの参加状態をホストとルータの間で管理する用途ではありません。

選択肢エ

これは不正解だよ。RIPは、ルータ同士が宛先ネットワークまでの距離などの経路情報を交換し、経路選択に利用するルーティングプロトコルです。マルチキャストグループへの参加通知や受信ホストの確認を行うものではありません。

学習のポイント

IGMPの役割と、ARP・LDAP・RIPが扱う対象の違いを区別して覚えます。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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