NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

HDLC手順で用いられるフレーム中のフラグシーケンスの役割として,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    受信確認を待たずに複数フレームの送信を可能にする。
  2. イ
    フレームの開始と終了を示す。
  3. ウ
    フレームの転送順序を制御する。
  4. エ
    フレームの伝送誤りを検出する。
解き方のヒントを見る

ネットワーク用語を比較する視点

各選択肢の説明をそのまま暗記せず、用語が指す対象、働く層、通信や管理のどの場面に関係するかをそろえて読み比べ、定義と役割の対応関係、説明の前提条件まで確認しましょう。

この問題で問われていること

一つの用語について、説明に含まれる主語・目的・対象・働きかける範囲を分けて捉え、同じ観点で各選択肢を比較することに集中しましょう。

視点

ネットワーク用語は、対象・役割・利用場面・関係する範囲を分けて整理すると、説明同士の違いを落ち着いて比較できます。

確認ポイント

  • その説明の主語と対象が何かを確認する
  • 目的や役割がどの場面に関係するかを確認する
  • 用語の範囲と説明の前提条件が一致しているかを確認する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

HDLCのフラグシーケンスは、フレームの構造上の区切りを示すために使われる。送信確認を待たない連続送信、転送順序の制御、伝送誤りの検出は別の仕組みやフィールドが担うため、フレーム境界を示す説明が適切です。

理由

HDLCのフラグシーケンスは、フレームの前後に置かれ、受信側がフレームの開始位置と終了位置を識別するための目印になる。したがって、フレーム境界の識別を述べる選択肢が正しい。

比較

受信確認を待たずに複数フレームを送信する機能は送信制御、転送順序は番号などを用いた順序制御、伝送誤りの検出はFCSなどの役割です。これらはフラグシーケンスの役割ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。受信確認を待たずに複数フレームを送信するのは、通信効率を高めるための送信制御に関する機能である。フラグシーケンスは、そのような送信許可や確認応答を制御する情報ではない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。フラグシーケンスはHDLCフレームの境界を示す情報であり、受信側がフレームの開始位置と終了位置を識別するために用いられる。したがって、フレームの開始と終了を示すという説明が適切である。

選択肢ウ

これは不正解だよ。フレームの転送順序を制御するには、フレーム番号などの制御情報を利用する。フラグシーケンスは各フレームの位置関係や転送順を管理するものではなく、フレームの境界を識別するための情報である。

選択肢エ

これは不正解だよ。フレームの伝送誤りを検出する役割は、フレームに付加された誤り検出用の情報が担う。フラグシーケンスは内容の誤りを判定するものではなく、フレームの区切りを認識するために使われる。

学習のポイント

HDLCフレームの各フィールドと役割を対応付けて覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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